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#幼女戦記 24巻 評論(ネタバレ注意)

サラリーマンがリストラ逆恨みで殺されて成仏の際に神に反抗した罰で、近代欧州っぽい異世界、WW1前のドイツそっくりな帝国の魔導師の素質持ちの女児に転生。

戦勝と栄達と安穏な後方勤務を夢見つつ、少佐の階級、エース・オブ・エース「白銀」「ラインの悪魔」の二つ名、第二〇三遊撃航空魔導大隊大隊長として、戦場の空を支配する主人公ターニャ・デグレチャフ11歳。あれ12歳になったっけ?

この40年後シリーズいいっすよね。だいぶ好き。

「幼女戦記」24巻より(東條チカ/カルロ・ゼン/KADOKAWA)

「吟遊詩人」は「白銀」より撃墜数多いんですね。今後登場するんかしら。

南方大陸に逃れたフランソワ共和国の残党、これを追う帝国。退がるド・ルーゴ、追うロメールとターニャ。

ということで、今巻で南方大陸編が決着。

戦果で敵将に劣りつつ補給線で勝るド・ルーゴが仕掛けた乾坤一擲の策により、南方戦線は総力戦に。

「幼女戦記」24巻より(東條チカ/カルロ・ゼン/KADOKAWA)

ターニャとロメールのコンビに対して漫画的に一人で伍さなきゃいけないド・ルーゴは南方大陸編の当初は役者不足感ありましたけど、終盤存在感ありましたね。

「器じゃないんじゃないか」との周囲の過小評価を撥ね返す活躍を見せるカリム・ベンゼマを思い出させる大活躍。奇しくもフランス人。

さしもの名将ロメールも「先に王を奪った方の勝ち」の泥沼の消耗戦に引き摺り込まれるものの、帝国の飛車は「王の獲り合い」に最適なポジションに突出していた…。

「幼女戦記」24巻より(東條チカ/カルロ・ゼン/KADOKAWA)

という、名将2人が火花を散らす戦場がターニャが美味しいところを掻っ攫っていく舞台装置に変貌。千両役者が満を持して突撃。

漫画における見開きというのは、見せ場を盛り上げる演出ツールである反面、「大味な誌面で漫画家がラクをするための省力ツール」と見られる向きもありますが、今巻は脇役含めて見開き多かったですねwww

「幼女戦記」24巻より(東條チカ/カルロ・ゼン/KADOKAWA)

読者感情と連動した見開きの連発でかっこよく、かつものすごい熱量で描き込まれていて、全然ラクしてるように見えないですね。

南が片付いたら次は東、ということでターニャの次の相手はソ連がモデルのルーシー連邦に。

ご時世的に旧ソ連エリアはとんでもないことになってますけど、

「幼女戦記」24巻より(東條チカ/カルロ・ゼン/KADOKAWA)

この時期にルーシー連邦編に入るのは、このコミカライズが「持ってる」んだか「持ってない」んだか。

 

 

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