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#機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還 23巻 評論(ネタバレ注意)

記憶喪失ながら、一年戦争のジオンの超エース、ジョニー・ライデンではないかと強く疑われる主人公・レッドを軸に、ザビ家の遺産技術を巡って各陣営が入り乱れる宇宙世紀ものスピンオフ。時系列的には「ZZ」と「逆シャア」の間。

正史キャラもちょいちょい登場、近巻では「シャアの反乱」に向け暗躍中のシャアが大暴れ。「Twilight AXIS」主役2人も準レギュラー出演。

『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』23巻より(Ark Performance/KADOKAWA)

ガンダム世界の設定の矛盾にうるさいサンライズからお任せされてる感。

ザビ家の遺した兵器を巡る、地球連邦内のFSS(≒旧キマイラ)、ゴップ議長派、シャアのネオジオンの三つ巴の争い。

話の縦軸としては一年戦争終結直前にジオン公国「キマイラ隊」に何が起こったか、と、記憶喪失の主人公・レッド・ウェイラインはあのジョニー・ライデンなのか、の2つの謎が軸で、更に地球もコロニーも滅ぼすことが可能な「ザビ家の復讐装置」と呼ばれる兵器の争奪戦が軸。

『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』23巻より(Ark Performance/KADOKAWA)

なんですけど。

「ザビ家の復讐装置」を積みア・バオア・クーを無人で自動航行する旧ジオン艦「ミナレット」を巡る、おそらくこの作品の最終決戦に当たるエピソードになると思いますが、その最終決戦の前段階、各陣営の動向をじっくりたっぷりねっとりやりまして、前巻でようやく、ようやく、出撃。

『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』23巻より(Ark Performance/KADOKAWA)

じゃあ今巻はというと、出撃の次はMSの発艦でございますということで、各陣営のMS部隊の発艦シークエンス。じっくりだのうwww

今巻の読者サービスは、『逆シャア』前のシャアとレズンの貴重な絡み、シャアとアルレットのいつものイチャコラ、νガンダムとアムロへの言及、

『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』23巻より(Ark Performance/KADOKAWA)

シャア専用サイコ・ディジェのスペック・デザイン、などなど。ヤクト・ドーガの装備を先行試用してる感じですね。

美味しい読者サービスに溢れてますが、この作品に限った話ではないですけど、シャアが出てくると全部持ってっちゃって、主人公の影が薄いですー。

ということで、次巻、

『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』23巻より(Ark Performance/KADOKAWA)

シャアvsヤザン、再戦。

ヤザンもまあ、ガンダム乗ってロリっ娘のお守り役なんかして、なんだか丸くなっちゃってw

 

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