#AQM

あ、今日読んだ漫画

#新婚のいろはさん 6巻 評論(ネタバレ注意)

4コマの匠・OYSTER先生の、再会した幼馴染同士が恋人すっ飛ばして結婚した可愛らしい新婚さん4コマ漫画。

奥さんが一歳お姉さんで天然系のボケ役、旦那は漫画家で温和なツッコミ役。

面白い漫画を描きたいのか可愛い漫画を描きたいのかハッキリしていただきたい。両方か。欲張りさんか。

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「新婚のいろはさん」6巻より(OYSTER/双葉社)

一冊ごとに春・夏・秋・冬と季節が巡り、6巻は2年目の夏のお話。

日常4コマであれ、ストーリーものであれ、ラブコメ風味の作品の傾向として「群像劇化」というのがありまして。

主人公2人のこじんまりしたラブコメで始まって作品タイトルもそれを背負ってたりしていても、思いのほかヒットして連載が長期化すると、ネタが続かないんですね多分。2人にスポットを当て続けると。

でちょっと人気のある脇役にスポット当ててみて、新キャラ出してこんどはそっちに、みたいなことをやってるうちに人数増えて群像劇に。

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「新婚のいろはさん」6巻より(OYSTER/双葉社)

別に今に始まったことじゃなくて、昔から漫画では「ネタに困ったら転校生(新キャラ)」と言われていて、もはや古典の「うる星やつら」なんかもそんな感じです。

「うる星」はタイトルからして予めそうなることを織り込んでた気もしますし、高橋留美子は「あたる&ラム+誰か」「乱馬&あかね+誰か」の線を「基本的には」崩さなかったんですけど、最近は増えた新キャラを脇役ではなく「エピソードの主役」として扱う作品が増えたような気がします。

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「新婚のいろはさん」6巻より(OYSTER/双葉社)

「●●さんはナントカカントカ」なのに、●●さん出てこねー、みたいな。「グインサーガ」みたいw

良い悪いではなくそれで面白い作品もありますが、ネタの幅が拡がる代わりに「もともと読者が読みたかったもの(キャラ)」から離れていくリスクはあります。

本作品もラブコメ日常4コマで始まって、ゆっっっっくりながらキャラも増えて、そっちにスポットが当たったエピソードもあるんですけど、主人公2人の出番が減った気がしませんね。

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「新婚のいろはさん」6巻より(OYSTER/双葉社)

看板に偽りなく「新婚のいろはさん」のまま。

今巻は早倉さんの独立エピソードなんかもあって、まじめに数えれば比率は下がってるはずなんですけど。

作者の「ネタ強」ゆえに、「ネタに困ってる感」がまったく感じられないせいか。

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「新婚のいろはさん」6巻より(OYSTER/双葉社)

今巻も楽しいイチャラブでございました。

 

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