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#ウィッチウォッチ 3巻 評論(ネタバレ注意)

乙木守仁は、超人的な身体能力を持つ鬼の末裔であることを隠して普通に暮らしていた。

守仁の高校入学を控えた春休み、長期出張で海外へ出発する父から、

・6年前に聖地へ修行に出た、守仁の幼馴染の魔女のニコが帰ってくること

・鬼の末裔たる守仁たち乙木家は、実は代々魔女の使い魔の家系であること

・ニコには1年以内の災いが予言されていること

・なので守仁はこの家でニコを護衛しながら一緒に暮らすこと

・使い魔になることを断ると人権蹂躙レベルのペナルティがあること

を告げられる。

ペナルティ回避のため不承々々、ニコの使い魔となり一緒に暮らすことを受け入れた守仁。

『ウィッチウォッチ』3巻より(篠原健太/集英社)

しかし、6年ぶりに再会したニコは可愛らしく、しかしポンコツな魔女に成長していた…

という、幼馴染の鬼ボーイ・ミーツ・魔女ガール・アゲインな同居ラブコメ。属性多いなw

『SKET DANCE』『彼方のアストラ』の作者の現作。

『ウィッチウォッチ』3巻より(篠原健太/集英社)

鬼・魔女・災いの3点セットでシリアスなバトル路線にも、幼馴染の同居設定で日常ラブコメ路線にも、同じ高校に通い始めて学園コメディ路線にも、ポンコツな超常能力持ちの美少女オバQ路線にも、シリアス・ギャグ・ラブ・日常となんでもできる設定で、欲張りに全部やっていく感じっぽいw

作品のジャンル分けしづらいというか、なんでもアリでドタバタやってる様は『うる星やつら』っぽくも『らんま1/2』っぽくもありますね。

『ウィッチウォッチ』3巻より(篠原健太/集英社)

前巻までは世界観とキャラ紹介で展開しつつ、会話芸のセリフのキレと細々と挟むギャグコメ要素強く、ポンコツなニコが魔女能力に振り回されてトホホオチの美少女オバQ展開多めでした。

今巻はシリアス要素を重め長めに、「ニコには1年以内の災いが予言されている」その背景を深掘りしつつ、前哨戦ともいうべき「VS悪役」のバトル展開。

『ウィッチウォッチ』3巻より(篠原健太/集英社)

バトル展開のまま次巻に続くでヒキも強いな。

とはいえ今巻シリアス一辺倒というわけでもなく「一作品で『週刊少年ジャンプ』全ジャンルやります」という勢いでエピソードによってシリアス回・日常回・ラブコメ回・ギャグ回と使い分けて、落差がすごいなw

前巻初登場だった新キャラ、隣町の名家の魔女の音夢(ねむ)がお気に入りなので、今巻出番が多くて嬉しいんですが、

『ウィッチウォッチ』3巻より(篠原健太/集英社)

前から薄々思ってたけど、この漫画家ちょっと頭おかしいな。

 

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