#AQM

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#ぶんぶくティーポット+ 6巻 評論(ネタバレ注意)

わーい、かわうそ先生が表紙だー! かわうそ先生大好き!

4~6コマの変則ページ、フルカラーで絵本みたい。人間に化けて暮らすのたぬき一家、主人公はたぬき妹"ふみ"になろうかと思います。ふみの友達のキツネ女子、ネコ女子、コウモリ女子との学園生活など。

「ぶんぶくティーポット+」6巻より (森長あやみ/まんだらけ)

まんだらけ刊という変わり種。

紙書籍や出版元の電子書籍から1週間遅れでkindle解禁で、こういう時は自分は「ケッ」っつってご機嫌斜めになりがちなんですが、「まんだらけ刊」と言われると、「じゃあしょうがねえ…」っていうw

「ぶんぶくティーポット+」6巻より (森長あやみ/まんだらけ)

お世辞にも大手とは呼べないレーベルながら、シリーズ前作から通算11冊に渡ってこの作品を育んで刊行し続けてくれている感謝と存続の願いも込めて、「出版社:まんだらけ」が頑張って大きくなって安定して欲しいし、報われて欲しい。

作画担当とネーム担当のコンビによるペンネームだそうなんですけど、絵がおしゃれで可愛くて、でもネタが絵の可愛さに甘えずにゆるくてシュール、たまに哲学、大喜利っぽいネタも。打率も高いけど長打も多い。

「ぶんぶくティーポット+」6巻より (森長あやみ/まんだらけ)

一見ファンシーっぽい絵ヅラですけど「毒ファンシー」というか、巻末の売り文句みたら「キュート&ブラック」って書いてて「上手いこと言うなあ」と言う感じ。

日常コメディ漫画ですがネタのジャンルは幅広く、家庭・家族あるあるネタから学園あるあるネタ、ネットやSNSを舞台にした時事風刺ネタ、果ては宇宙人が登場したりタイムスリップしたり並行世界が出てきたりするSF要素から絵の中の世界に閉じ込められてしまうファンタジーまで、ある意味ドラえもん以上に面白ければなんでもアリな感じ。

「ぶんぶくティーポット+」6巻より (森長あやみ/まんだらけ)

高橋留美子の言う「(シチュエーションに放り込んだら)キャラが勝手に動いてくれる」状態なのか、発想が「降りてくる」タイプなのか、どうやってネタ考えてんのかちょっと興味ありますね。

「職人肌」なのか「天才肌」なのか未だによくわからんというかw

「その発想はなかった」というネタの飛び方も良いんですけど、いわゆる「萌え絵」の文脈とは異なりながらもキャラがみんな可愛いです。

女子高生たちが主人公の日常コメディ、というのもド定番なんですけど、むしろその親世代や学校の先生たちもチャーミングなキャラばかり。

「ぶんぶくティーポット+」6巻より (森長あやみ/まんだらけ)

正直、俺もアリ。

 

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