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#ワンダンス 8巻 評論(ネタバレ注意)

共感性羞恥でダンスを観ることすら苦手な新入生・小谷 花木(こたに かぼく♂)、通称「カボ」。

長身でバスケ部出身、吃音症(どもり)で言葉での自己表現が苦手。

他人に合わせて生きつつどこか窮屈さを感じている少年が、高校でダンスに夢中な少女とダンス部と出会う、ボーイ・ミーツ・ディスティニーなダンスもの。

『ワンダンス』8巻より(珈琲/講談社)

ジャンルで言うと「ストリートダンス」でいいのかな?

初心者ながらバスケ経験者で運動神経は良好、長身なのでダンスも映えるという素質持ちの主人公が部活のレッスン、コンテスト、ダンスバトルを通じてダンサーとして開花していくオーソドックスな展開。

『ワンダンス』8巻より(珈琲/講談社)

美少年・美少女がクールに踊りたくる、眼福な作品。漫画で音を表現しようとするファナティックな志向も見てとれます。

高校対抗ダンスバトル編が前巻で終わって、ワンダに導かれるように夢中でダンスを始めたカボ自身の「踊りたいダンス」が芽生え、彼女と進む道が分かれていく。

『ワンダンス』8巻より(珈琲/講談社)

ブレイキンとダンスバトルにのめり込むカボ、Poppinとショー中心のワンダ。

シンプルな物語展開ですが、情熱とダンスの表現、主人公の急成長の高揚感や「ドヤ感」、思春期の心理の機微、などに主眼を置いた作品で、ストーリー的にあんま難しいことやどんでん返しはかえって邪魔になりそうなので、この漫画はこれでいいと思います(えらそう

『ワンダンス』8巻より(珈琲/講談社)

成長して踊ってドヤ! 成長して踊ってドヤ!

私はそれが見たい。この作者の絵で。

『ワンダンス』8巻より(珈琲/講談社)

あとラブコメもちょっとだけ見たい。

 

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