

繁華街のど真ん中に位置し、塩川(♀)がフロントの主任を務めるビジネスホテル、「スパロウズホテル」。
場所柄、たびたび酔漢などの「おイタ」に頭を悩ませたホテルは、1人の女性を採用した。

『スパロウズホテル』12巻より(山東ユカ/竹書房)
フロント係に配属されたその女性は、一見ただのにこやかな20代前半の可愛い系巨乳美女だったが、その実はタイトスカートのスリットの奥に暗器を隠し持ち、屈強な暴漢を首筋へのあまりにも速くて見逃されちゃう手刀一発で気絶させる、どう考えてもキルア並みの元・殺し屋の用心棒だった…
という主任と元殺し屋?の2人のフロント係を主人公にした、ビジネスホテルのお仕事日常もの。

『スパロウズホテル』12巻より(山東ユカ/竹書房)
なんだこの人物紹介。
同じ作者のこちらの作品をひょんな縁で読みまして、
aqm.hatenablog.jp
面白かったので別作を探したらヒットして11巻も出ててイッキ読みしたら面白かったので。の新刊。
Wikipediaによると、読み切りを経て2008年から「まんがライフ」で連載開始、
ja.wikipedia.org
2013年にアニメ化も経験済みなんだそうです。知らんかった。

『スパロウズホテル』12巻より(山東ユカ/竹書房)
「1巻からレビューすべきかなあ」「でも11冊分レビューすんの大変だなあ」「あんま完璧主義・網羅主義に陥らない方が長続きするよなあ」ということで、日常4コマギャグコメディということもあって突然12巻から。
ぶっちゃけ、上記の設定を理解していれば12巻からでもあまり支障なく読み始められます。ハマったら遡って買って読みましょう。

『スパロウズホテル』12巻より(山東ユカ/竹書房)
ちなみにストーリーものであろう『ブルーピリオド』を似たような理由でこちらはまだ読み始められていません。我ながら本末転倒なくだらない理由だな。
12巻ですが、今巻も安定して面白かったです。ヒロイン・佐藤の元軍人?ネタも安定しつつ、12巻にもなればキャラが立った脇役が豊富でネタにバリエーションあって楽しい。
塩川主任とその兄が因果の中心になって、みんな元気ながらどこか社会人として壊れててやけくそ気味ながらも頑張って働いてるところが、

『スパロウズホテル』12巻より(山東ユカ/竹書房)
読んでて元気が出ますよねw
aqm.hatenablog.jp