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#超可動ガールズ 6巻 評論(ネタバレ注意)

部屋に飾ってるSFアニメのヒロインフィギュアたちが原作の人格と記憶を持って動き出す、コメディ4コマの名手OYSTERのちょっとだけエッチな非4コマ日常ギャグラブコメ「超可動ガール1/6」の続編。特に脈絡もなく可愛い女の子たちのおっぱいが見れる。

『超可動ガールズ』6巻より(OYSTER/双葉社)

長く「ケロロ軍曹」背景アシを務めてるだけあって空気感もよく似てる。

本領じゃない非4コマの一度終わった作品がリブートしつつアニメ化、OYSTER先生は前世でどんな徳を積んだんだという奇跡のような展開。

格ゲーキャラ、RPGのヒロイン、戦車擬人化キャラ、SFアニメのヒロイン(メインヒロイン)のそれぞれ1/6フィギュアが魂を持ち、可動し、オタクの部屋に住み着いている、という作品。

『超可動ガールズ』6巻より(OYSTER/双葉社)

各キャラ登場時はいろいろすったもんだはあれど、いまでは並んで正座してアニメを見て盛り上がったりして過ごしている日常もの要素も。

今巻表紙が珍しく1/6ガールズじゃなく人間で、

『超可動ガールズ』6巻より(OYSTER/双葉社)

内容も表紙左のほぼ新キャラの外国人女性・クリ子さんの出番が多かった。

コメディ回で楽しく可愛い小ネタをやりつつ、シリーズエピソードでは主人公たちが好きだった作中作(架空のアニメ作品)の世界に闖入してビターエンドに介入する、というお話が角度を変えて繰り返されます。

『超可動ガールズ』6巻より(OYSTER/双葉社)

愛したキャラたちにせめて二次創作的な世界でハッピーエンドを迎えてほしい、というオタク心理というか、ファン心理。

作中でも「自己満足」と言及されていますけど、その欲求やカタルシスが真に迫っていて、架空の作中作の存在が妙に生々しいのは、作者の感情が「生」なんだろうな、と思ったり。

『超可動ガールズ』6巻より(OYSTER/双葉社)

なんとかしてやりたかった作品、いっぱいあるもんな。

 

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