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#メダリスト 6巻 評論(ネタバレ注意)

現役時代を不完全燃焼で終えた新米コーチ・明浦路 司(あけうらじ つかさ)(26歳♂)が、高い身体能力を持ち競技への情熱を燃やす小学5年生の少女・結束(ゆいづか) いのりと出会う、フィギュアスケートもの。

基本シリアス進行ながらこまめにコメディで空気を抜いてくれて、エモくて泣けるのと同時に読んでて楽しく、読みやすい。

6年生になり6級に。ノービスへの挑戦権を得たいのりは、全日本への道・ノービスA予選中部ブロック大会に出場。

『メダリスト』6巻(つるまいかだ/講談社)

幼いながらも、彼女たちは将来のオリンピック出場を嘱望されるエリート揃い。

いのりと司の最大の挑戦が始まる!

というところ。

主人公ヒロインのいのりが、くじで大会出場者15人中、14番目の出走を引いたこともあり、前巻はライバルたちが出走。

『メダリスト』6巻(つるまいかだ/講談社)

年代エリートたちのレベルの高い技術・戦略・駆け引きと、それらを支える情熱が描かれ、こう言ってはなんですけどMOBとは思えないエモーショナルなちょっとした群像劇に。

今巻、満を辞していのりが出走。

果たしていのりは、ノービスに棲まうエリートたちを上回り全日本大会への切符を手に入れられるのか。

ネタバレですけど、いのりが優勝するんですけど。

『メダリスト』6巻(つるまいかだ/講談社)

「明鏡止水」というのか。

前巻、ノービスのライバルたちの格闘漫画もかくやという、転んでも立ち上がり顔面を打って鼻血を出しながらも屈しない泥臭いガッツと闘争本能が描かれたのに比べて、まるでラスボスのように完璧な滑りを見せるいのり。

いのりの情熱・ガッツ・努力という泥臭い部分はこれまでの巻で散々描かれてきたこともあり、今巻に描かれたのは泥中に咲いた蓮の花のような滑走。

『メダリスト』6巻(つるまいかだ/講談社)

ノービス上がり立てのセンセーショナルなデビュー、読んでるこっちまでドヤ感すげえ。

司コーチのエリートとは言えない異色の経歴が図ったようにハマった描写、解説役の名解説、大会後の勝者の風景・敗者たちの無常の風景。

フィギュアスケートは観客席だけでなく、ライバルの各クラブ・選手にセットでついてくるコーチたちが自然と解説役に回れる構造、盛り上げる上で強いですね。

新キャラの個性、既存キャラの深掘り、やー、みんなカッコよくて面白いね。

次巻は、今回シードで不在だった世代最強の狼嵜光との全日本での対決に向けた特訓ですかね。

『メダリスト』6巻(つるまいかだ/講談社)

やー、次巻も待ち遠しいわ。

 

 

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