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#クマ撃ちの女 9巻 評論(ネタバレ注意)

熊狙いのライフル持ち*1女性猟師・チアキ(31)に密着取材を申し込むフリーライター・伊藤。2人は熊を求めて日々、北海道の山中に入る。

伊藤が取材を始めて2回目の猟期。伊藤も体を鍛え知識を蓄え、千秋の足を引っ張る事なくむしろアシストさえしながら同行取材できるように。

『クマ撃ちの女』9巻より(安島薮太/新潮社)

前巻、観光で訪れた家族連れがヒグマに襲われ、母親が山中に連れ去られる痛ましい事件が発生。

警察や猟友会を中心に組織された救助(捜索)隊による山狩りに、猟友会の一員として千秋も動員。

救助隊の全員が心の中で密かに目的を「遺体を発見して家族のもとに返す」ことに切り替える中、件のヒグマが因縁の「牙欠け」だったことから千秋は単独行動(+伊藤+犬)での捜索を志願。

『クマ撃ちの女』9巻より(安島薮太/新潮社)

熊狩りの実績を買われて特別に許可され、再び異能を発揮する千秋が見せる、異能以上に異常な「牙欠け」への妄執と狂気。

そんな千秋にキラキラ系猟師ワナビーの女子大生が押しかけ弟子入り、だがしかし…

基本的に山と熊と法律の心配してる漫画ですけど、「珍しく」なんかな、主要キャラの人間関係が大きく動いた巻でした。

『クマ撃ちの女』9巻より(安島薮太/新潮社)

銃器・警察・野生動物・無人の山中・法律・行政・金など、元々トラブルの起こり得る要素の多い業界を扱った作品な上に、千秋の狂気とそれに引き寄せられる人間たちの欲望で、主要キャラの誰がロクでもない死に方しても不思議じゃない物騒な不穏さというか、怖いもの見たさもあって目が離し難い。

『クマ撃ちの女』9巻より(安島薮太/新潮社)

悪い顔〜。

自分は前巻以来、くらげバンチで課金して連載最新話を読むようになってしまった。

彼らを怪我させたり死なせたり猟できなくしたりし得る可能性、その要因は、なにもヒグマだけとも限らないよなっていう。

 

 

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*1:猟銃免許取得後、散弾銃所持10年以上が必要