#AQM

あ、今日読んだ漫画

#あそこではたらくムスブさん 5巻 評論(ネタバレ注意)

コケティッシュというか、色っぽい表紙だな。

「今日のあすかショー」のモリタイシの、コンドームを製造する会社の商品開発を舞台にしたコンドームの新製品開発担当の白衣の美女・結さん(26)と、彼女に惚れてしまった営業企画担当の気が小さくてお人好しの若手・砂上くん(24)のお仕事ラブコメ。医療漫画「ラジエーションハウス」と並行して連載。

「あそこではたらくムスブさん」5巻より(モリタイシ/小学館)

コンドームを作る会社が舞台ですけど、「協力:相模ゴム工業株式会社」が正々堂々クレジットされているだけあって、下ネタ・エロネタ・茶化しがほとんどなしのピュアで奥ゆかしい恋愛コメディ。

砂上くんは奥手、結さんは箱入り娘で、社会人の恋愛ものですけど、2人とも自分の気持ちより相手の気持ちを思いやって動きが取れない、小学生の恋愛もののようにピュアっピュア。

「あそこではたらくムスブさん」5巻より(モリタイシ/小学館)

巡り合わせで二人で仙台出張、飲み会終わりに酔っ払いの面倒を見た深夜、巡り合わせでビジネスホテルの部屋で二人。

という、社会人ラブコメの定番展開。

結さんは、砂上くんの告白の返事をする覚悟だった。

ということで、未満恋愛の二人の初めての夜。まあネタバレですけど、今巻で晴れてお付き合い開始となります。

「あそこではたらくムスブさん」5巻より(モリタイシ/小学館)

男女交際経験のない結さんは、「告白→セックス」がセットだと勘違いしていた…

奥ゆかしく、ピュア(純粋)ではありますが、コンドーム作ってる会社で働いているだけあってセックスそのものに対して無垢ではないんですよね。

という、セックス中の行動様式については仕事で研究しているぐらいに詳しいのに、セックス周辺の人間関係にはまるで疎い、というギャップが可笑しいやら可愛いやら、という。

「あそこではたらくムスブさん」5巻より(モリタイシ/小学館)

仕事柄、セックスが「商品の検証」みたいな面が出ちゃってるのも、見たことのない背徳感に繋がっています。コレ背徳感か?

過激な恋愛もの・ラブコメが多い昨今、可愛らしいながらコケティッシュな絵柄の割りに、誠実で優しくて読んでてホッとするような、それでいて『モブ子の恋』よりも刺激的という、

「あそこではたらくムスブさん」5巻より(モリタイシ/小学館)

なんだかよくわからない独自の地歩を固めつつあるな、という。

 

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