#AQM

I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

FSS (NT2023年2月号 第18巻相当) 評論(ネタバレ注意)

ファイブスター物語、連続掲載継続中。

「第6話 時の詩女 アクト5-1 緋色の雫 Both3069」。

扉絵コミで13ページ。

  

他の号はこちらから。

aqm.hatenablog.jp

以下、宣伝と余談のあとにネタバレ情報を含んで論評しますので閲覧ご注意。

 

 

 

 

 

 

 

(余談)

いつもは「余談で書くことねーな」ってなるんですけど、今月はFSS的にも私的にも余談が多いです。世の中そんなもん。

 

・「毎年恒例」にしたい、年末のまとめ記事書いたので読んで

aqm.hatenablog.jp

 

・『水星の魔女』の最終回だけ観た

aqm.hatenablog.jp

 

・昨秋に徳島のイベントで壇上に上がった、永野護の初代ブレーンだった井上氏が、ニュータイプ創刊当時の暴露話をいろいろしてたんですが、前号の感想の後にGIGAZINEが書き起こして記事にしてました もう読んだ人多そうネ

gigazine.net

 

・17巻が3/10発売で決まったそうです

FSSに限りませんが、連載時に読んじゃって「初見じゃなくなった」漫画の単行本の感想って書きにくいですよね

内容関係なく「FSSと私」で好き勝手に作文するにも限度というものがある

 

あとマグナパレスとZAPのABSOMEC(半完成品)モデルの開発が進行中とのことで、カイゼリンは特に興味なかったし、ガレキは作製する技術がないのでパスしたんですが、主人公機2種のABSOMECは欲しいな。併せて50〜60万円ぐらいしそうwww

理想はマグナパレスの後ろにZAPを10騎ぐらい並べたいですけど、300万円ぐらいかかるなwww

まあちょっと、出来次第かな…ルックスがまんまガレキと同等のクオリティだったら迷いなく買うとこですけど、安っぽいオモチャっぽいプラッチックっぽい感じだったらイヤよね

 

 

 

 

(扉絵)

バランス家歴代当主6人の設定画+解説テキスト。

 

(本編)

先々月、先月のバランシェ・ファティマ・ファッションショーの続き。

「つながったファティマたちのネットワークを使って、ダイ・グは何を伝えるのか?」(ニュータイプ2023年2月号より)

 

(所感)

扉絵

クローム・バランシェの設定画が一番古くて、1巻の頃から使われてる画ですけど、なんかちょっと懐かしいね。若い頃の永野護によく似てるわw

 

本編

チャンダナ

ペナルティがあるのは当然で、マスターが死にそうな度に気軽にこんなことしてたら星団の社会が保ちません。

作者の大法螺に乗っかれば、星団中の全ての通信とディスプレイを乗っ取っているとのことで、交通・安全・衛生・消防・救急・医療などの人命に関わる社会インフラも例外ではなく、結果的に一般市民に多数の死傷者が出ているはずです。(逆に「人命に関わるところだけ器用に避けてクラック」できてるとしたら、ご都合主義すぎて自分は却って興醒めです)

だからこそ「大犯罪」なわけで、「戦争代理人として民のために戦う」からこそ特権が許された騎士や王が、GTMで足元の民衆を踏み殺しながら戦争やるような大罪です。

チャンダナはそのことを理解った上でやっているし、ダイ・グはその上でチャンダナにペナルティがあることもおそらく理解った上でやってんじゃないかな。

もっとも効果的なタイミングにもっとも効果的な用途に「道具」を使いこなす思想で、真の意味でフィルモア騎士らしいし、どんなペナルティが下るにせよチャンダナもファティマとして二重の意味で本望なんじゃないかと思います。

ペナルティ、なんでしょね。

ファティマとしての「戦争を終わらせる機能の電池」の残量がごっそり減る、とかかな。

 

タイマー

ジョーカー星団では「武器を捨てよう」「戦争をやめよう」と志すとファティマだけじゃなくて人間も呪いみたいに早死にしますね。チャンダナに感染るんかな。

反対にボスヤスフォートみたいに争いを求めたり、フォーカスライトみたいに闘いを求めたりすると寿命?が延びる。

 

バランス家の4人の娘たち

4人が誰なのかとかは自分はよくわかりませんが、「戦争をしない人類のガイド役」としてラーンから託された種から咲いた花々を神にまで磨き上げたのはバランス家の功ですけど、その磨く過程で軍事利用でしか磨けなかったのもバランス家の罪なのかな、と思います。

今回のリレーに参加したのが「バランス血統のファティマ」だったことを見ても、コーラス-ハグーダ戦のモラードのリアクションを見ても、どうもバランス家以外のガーランドは「本来ファティマとはなんなのか」を知らないというか、ウラニウム・バランスから伝わってないっぽくて、本来ラーンが意図した重要だったはずのパーツが入ってないように見えますね。

 

緋色の雫

前々回・前回・今回は、画的・キャラ的に見応えはあるものの、それ単品で見たらたいして面白い話ではなかったですが、前フリというか、あくまで次号以降のダイ・グの演説+αとセットなので。

演説シーン次第で全部チャラです。

というわけで、来月と再来月がんばれチャンダナ、ダイ・グ。そしてまもる。

お前は「ここぞ」って時にいつもキメてきた。

こっちは号泣するつもりで楽しみにしてるぞ、まもる。