#AQM

I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

私たちが書いた文章はどうなるでせうね

巻物のイラスト

2021年2月にこのツイートを見て、

下書き作りかけでこの記事、放置してたんですけど、LINEブログの終了がアナウンスされてちょっと話題になってるので、いいタイミングかなと思って。

togetter.com

b.hatena.ne.jp

 

自分は有料の「はてなブログPro」を使ってるんですけど、死んだらどーなんのかなと思って、

 

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「はてなブログ」運営の回答は2021年1月18日のものなので、その後、変更される(された)可能性があります。

自分は独自ドメインは使ってないので、自分が死んでクレカも止まって「はてなブログPro」の更新決済(いわゆる「課金」)が止まっても、「はてなブログ」が存続している限りにおいてはブログは遺るみたいです。

 

「はてなブログ」は「お名前.com」と提携して、ブログユーザに独自ドメインを推奨しています。

自分もはてなユーザだし小口ながら一応株主でもあるので、

「わざわざ はてな の商売の邪魔するのもな」と思って一旦は記事をお蔵入りにしたんですが、将来WordPressなどへの移行予定がないかぎり、独自ドメイン、これからブログを始める人には自分はあんまオススメしません。

死んでクレカが止まったら、ドメイン料の定期支払いが滞ってドメイン消滅、実質ブログが消滅します。遺族に

「ワシが死んでもお名前.comへの支払いだけは止めてはならぬ…」

って遺言が要りますね。

逆に

「死んだら黒歴史であるブログも消滅させたい」

と望む場合は、独自ドメインはオススメ。

5年前ぐらいまで

「はてなブログは独自ドメインじゃないとGoogle Adsenseの審査を通らない」

と言われていた時期があって、実際そうだったのかもしれませんが、自分のブログは開設が2018年の9月とかでしたけど、開設直後からご覧のとおり「はてなブログドメイン」のまま審査通りました。

なので、個人ブログである限りは、さっきの

・ゆくゆくはWordPressなどに移行したい

・死んだらドメインごと葬りたい

とかじゃない限り、今はもうあんま独自ドメイン取得のメリットないんじゃないかなと思います。

※独自ドメインは「はてなブログPro」のオプションみたいな扱いなので、「お名前.com」にドメイン料を払っていても、「はてなブログPro」の方の課金が切れたらNGになるっぽいです

 

「個人ブログが死後も遺って何の意味があんの?」

とはもっともな疑問ですが、自分としては、インターネットとPC・スマホ等のデバイスの普及によって、現代というのは歴史上かつてなく「一般市民がプライベートでテキストを書いている時代」なんじゃないかなと思っていて、なんかもったいないな、と。

例えば、自分の愚にもつかない漫画感想ブログだって、2010年〜2020年代の日本の文化風俗を知る上で、100年後とか500年後とかに誰かの参考になるかもしれないじゃないですか。

 

例えば1000年後に『初×婚』の1巻だけが発掘されたときにですね、

1000年後の人々は

「西暦2020年前後の日本では15歳の男女がAIマッチングされて、

 初対面の男女が二人きりで学園の寮の同室で寝起きして、

 ゴールデンカップルを目指して高校生活のサバイバルを勝ち抜く風習があった」

『初×婚』1巻より(黒崎みのり/集英社)

と勘違いしてしまって、

「いったい21世紀の日本人の教育観と倫理観と貞操観はどうなっているんだ」

と思われてしまうわけなんですが、そんな時にこの

aqm.hatenablog.jp

感想記事などがあると、

「ああ、当時の人から見ても割りとトンデモ設定だったんだな」

と未来人も日本人も安心なわけなんですか?

なお自分はまだ1巻しか読んでないですけど、『初×婚』はトンデモな初期設定から出版社の垣根を超えて小学館漫画賞を受賞するに相応しい面白さになりそうな予感がするのでお前らも読め。俺より先に続きを読んで面白かったかどうか教えてください。

 

ブログサービスや電子書籍サービスを安易に始めて、自動移行などの手段も用意せずに安易に畳む企業ってのは、その辺の「アーカイブ」というか「人の営み(人生)と歴史」に関わる事業をやっている、という意識が全然ないっぽくて、存続に資するべくお金を払う気が、その後は失せますね。

ja.wikipedia.org

 

仕事とブログぐらいしかない自分みたいな一消費者と違って、作品を遺せることは作家の特権で、例えばゴッホですら絵描いてなかったらいまゴッホの話する人いないんですよね。

自分が死んだ後、忘れられると言うより「ここに存在していなかったかのように誰にも知られず語られなくなってしまう」って、寂しくてとても怖いことですね。

 

というわけで、自分の死後も「はてなブログ」サービスを1000年継続していただくべく、「株式会社はてな」におかれましては今後も末長く発展されることを祈念しつつ、株価の方は私が生きてるうちになんとかならんのか(一同、笑)と思いながら、私からの乾杯の挨拶とさせていただきます。乾杯。

 

 

(追記・参照)

独自ドメインを設定しても、ドメインの設定状況に「エラー」や「不明」と表示される - はてなヘルプ

 

cocoaplus.hatenablog.com

www.ruru.tokyo

www.yuyublog.net

(追記終わり)