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あ、今日読んだ漫画

#くノ一ツバキの胸の内 8巻 評論(ネタバレ注意)

外界から隔離された人里離れた山奥の里でくノ一として養成される少女たち。隔離されているが故に、彼女たちは「男」という存在を「先生が危険だという生き物」として断片的にしか知らず、ある者は倒すべき怪物として、ある者は幻の生き物として憧れを抱いていた。あかね組の年長の優等生の少女・ツバキも、自制しつつも男が気になるお年頃だった…

くノ一学校を舞台にした耳年増 日常コメディ。

『くノ一ツバキの胸の内』8巻より(山本崇一朗/小学館)

ツバキ姉さんなにしてんすか。

可愛い女の子をバリエーション豊かに描けるという多くの漫画家にとって垂涎のスキルを持つ作者が、そのスキルをフル活用するためだけに選んだような設定。というか可愛い女の子だけをひたすらたくさん描きたいだけの漫画。

Amazonの商品概要によると、くノ一少女が38人いるそうです。

『くノ一ツバキの胸の内』8巻より(山本崇一朗/小学館)

別作の2作がメインヒロインにフォーカスした未満ラブコメということもあってか、とにかくいろんな「可愛い女の子」を髪型・髪色だけではなく顔の造りから描き分けるための練習というか習作のような漫画で、作話は良くも悪くもバニラというか、あってもなくてもいいような他愛のない日常話が中心。『サザエさん』などに近い感じ。

『くノ一ツバキの胸の内』8巻より(山本崇一朗/小学館)

同日発売の『高木さん』の最新刊で、ウィッグを使った高木さん七変化の巻きがあったんですけど、高木さんやっぱ可っ愛いなっていうね。

本作で女の子の顔を髪型も含めて38人描き分けてお見事なんですけど、やっぱ作者の「エース顔」ってあるもんなんかしらね、というか、高木さんをより可愛く描くための「肥やし」というか「習作」として本作の描き分けがあるんじゃないかとか、勝手に作者の業の深さを想像して勝手にちょっとゾッとしました。

『くノ一ツバキの胸の内』8巻より(山本崇一朗/小学館)

でも『くノ一』始めてから、高木さんの可愛さに磨きがかかってる気、しません?

それはそれとして、作品当初に提示されたテーマ「男」について、ほぼ全員がもう忘れてどうでも良くなっている中、メインヒロインのツバキだけが「男」を追求し続けてるの、

『くノ一ツバキの胸の内』8巻より(山本崇一朗/小学館)

健気で可愛いやら、執念深くてしつっこいやらw

読んでるこっちも忘れそうになって、どうでもよくなってるというのにw

 

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