#AQM

あ、今日読んだ漫画

#チェンソーマン 14巻 評論(ネタバレ注意)

父親の借金を背負って臓器を売りながら生き延びてきた野良犬少年デンジ。

悪魔ポチタとコンビを組んでヤクザの下で搾取されながら悪魔狩りを営むも、ヤクザが悪魔に乗っ取られ絶体絶命のピンチ。

ポチタと融合してヤクザを皆殺しにしたデンジは、チェーンソーの悪魔として美少女・マキマにスカウトされ、美少女魔人・パワーと組んで公安デビルハンターとして悪魔と戦う。

『チェンソーマン』14巻より(藤本タツキ/集英社)

悪魔との戦いを通じて知己や友人を得て、そして喪って、裏で全ての糸を引いていたマキマをすら打倒して、あれほど渇望した愛をささやかながら与える側になったデンジ。

第一部・完。

作者の数本の読み切りを挟んで約1年半ぶりの連載再開、第二部開始。同じ世界観で新キャラを主人公のように扱って、従来の主人公のデンジをはじめ旧作のキャラが登場しない導入、からの満を持してのデンジ登場。

『チェンソーマン』14巻より(藤本タツキ/集英社)

「自分で考えることを放棄する」のを、マキマで懲りとるw

旧作の「支配の悪魔」に匹敵するぐらい大仰で強そうな「戦争の悪魔」、そのラスボス(に乗っ取られた少女)視点で進行する物語。

単行本の冒頭に人物紹介コーナーもありますが、最初に主人公格として紹介されているのは、戦争の悪魔に憑依された少女・アサ。

物騒で血生臭い「チェンソーマン」世界観を使ってずっとコメディやってるような第二部。

『チェンソーマン』14巻より(藤本タツキ/集英社)
[第118話]チェンソーマン 第二部 - 藤本タツキ | 少年ジャンプ+

2〜3ページ、2人ともずっと口半開きでアホ丸出しでワロタ いろんなカメラアングルで12コマも使って同じ姿勢で「デンジ脊髄剣」を繰り返すだけw

2023/01/18 00:27

b.hatena.ne.jp

人間側の「悪魔は退治されるべき」という視点で言えば「戦争の悪魔」ヨルがラスボスですが、ヨルと憑依されたアサの視点で言えばチェンソーマンがラスボス。

なんですが、ダブル主人公(=ダブルラスボス)同士がお互いずっとトンチキに迷走し続けていて、人が死に血が流れ重要そうなキャラが登場し人類の存亡すらかかってるっぽい切迫感はあるのに、緊張感はまるでない謎の展開にw

『チェンソーマン』14巻より(藤本タツキ/集英社)

第一部とはまた別の意味で「一体なにを読まされているんだ」というw

今巻では、マキマの生まれ変わり、「支配の悪魔」ナユタがついに登場。作者自身の過去の短編「予言のナユタ」のヒロインのリメイク、セルフオマージュ。

切り取り方次第ではデンジ・アサ・ナユタの擬似三角関係、アサ・デンジ・吉田の擬似三角関係が重なり合った擬似四角関係展開に?

デンジとナユタの同居関係、少年と美少女との同居設定ですが、ラブコメというよりも、自分は

『チェンソーマン』14巻より(藤本タツキ/集英社)

『神聖モテモテ王国』1巻より(ながいけん/小学館)
[第121話]チェンソーマン 第二部 - 藤本タツキ | 少年ジャンプ+

口半開きで考えるデンジが『モテモテ王国』のファーザーみてえだなと思ったら、ふだんの言動も「ナオンたち〜ワシはチェンソーマンじゃよ〜」つってんのとたいして変わらない気がしてきた

2023/02/22 02:33

b.hatena.ne.jp

『神聖モテモテ王国』2巻より(ながいけん/小学館)

ただラブコメと『神聖モテモテ王国』のパロディで遊んで流してるだけのような気もしてしまうんですがw

ジャンプ+『チェンソーマン』第125話 冒頭広告より(藤本タツキ/集英社)

といいつつ、シリアス要素も進展し始めて1999年7月、「ノストラダムスの大予言」関連がキーに。

熱心なファンには「常識」ながらライトなファンには見落とされがちなんですけど、第一部で銃の悪魔の出現シーンで「1997年」と明記されていて時代設定が1990年代後半で、しかもソ連が存続してるパラレルワールドな世界観なんですよね。

『チェンソーマン』14巻より(藤本タツキ/集英社)

林士平編集の担当作品らしく、静と動、緩と急、ハードな展開とコミカルな展開を織り交ぜつつ、作品のゴールが提示されずライク・ア・ローリングストーンでどこに向かって転がってんだか予想がつかない作品ですけど、次巻あたりから本格的に本領を…

いややっぱわっかんねえなコレw

 

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