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#仏ガール 2巻 評論(ネタバレ注意)

大阪の府立高校に通う女子高生・彩は、美大志望で零細美術部の部員だった。

部室である美術室には彩と、顧問で美術教師の江西先生だけ。

『仏ガール』2巻より(柚ちえこ/KADOKAWA)

賞への出品に向け煮詰まり気味な彩を、仏像変態である江西先生は、めくるめく仏像の世界に誘うのであった…

という、女子高生が女教師と毎話、寺社仏閣を訪れ仏像を鑑賞するだけの漫画。

途中で漫画家志望にして美大志望の新キャラが一人追加されてうっすら「美大もの(受験)」要素と、あとは仏像「推し」の先生の厄介オタクぶり、という感じ。

『仏ガール』2巻より(柚ちえこ/KADOKAWA)

「趣味×女子高生」もの、未だ健在!という。KADOKAWAらしい。

宗教色はないですが、江西先生が語る仏や僧侶の生き様や考え方に、将来に不安を抱える女子高生が感化される、という流れ。

百合要素は、まあないです。勘違いギャグコメのネタにする程度。

『仏ガール』2巻より(柚ちえこ/KADOKAWA)

可愛くて優しい新しい発想と解釈だなあw

仏像が大好きな作者が、仏像の良さを布教するために漫画を利用して、

ユルく!可愛く!読みやすく!仏像愛で早口になり過ぎないように我慢しながら!

という作品。

『仏ガール』2巻より(柚ちえこ/KADOKAWA)

漫画としてはユルユルですが、仏像布教の入り口としてはガチなので、仏像・仏教にまつわる楽しい雑学、この漫画で初めて知ったエピソードも多いです。

キャラクターも可愛くてユルいんですけど、どこかラリってるというか頭のネジが取れてるとこがあって、ちょいちょいシュールで良いです。

こういう漫画でまんまと仏像にちょっと興味が湧いてしまうのは、自分の加齢のせいなのか、

『仏ガール』2巻より(柚ちえこ/KADOKAWA)

それとも布教漫画として出来が良いせいなのかw

 

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