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#巨乳純情剣 紗希 1巻 評論(ネタバレ注意)

(※本作は18禁作品ではありません)

江戸時代、元禄年間、信州木谷藩。

藩の中老を務める真野寛兵衛の一人娘・紗希(15)は、剣で身を立て剣術道場を構える叔父・重蔵の手ほどきのもと、近隣でも有名なじゃじゃ馬として育っていた。

『巨乳純情剣 紗希』1巻より(八月薫/鈴木涼生/リイド社)

一人娘とお家の行く末を案じた寛兵衛は、婿養子の候補として藩で評判の切れ者・統一郎を迎える。

統一郎にいけ好かなさと奸物の匂いを感じた紗希はこれに反発したが、逆に統一郎の奸計に嵌り、父から勘当を言い渡されてしまう。

それから3年、叔父のもと剣士として成長し巨乳となった紗希(18)の元に凶報が届く。

『巨乳純情剣 紗希』1巻より(八月薫/鈴木涼生/リイド社)

統一郎は寛兵衛が用立てた御用金2万両を横領して行方をくらまし、寛兵衛は責を追って切腹。紗希の母も、夫の後を追って自害して果てた。

勘当したのちも紗希の成長を密かに見守ってくれていた両親の仇を取るべく、紗希は叔父の剣士・重蔵、下働きで真田忍軍の末裔・忠介とともに、憎き統一郎を追って脱藩し、江戸に上るのだった…

という、ハードボイルド時代劇お色気アクション。(※本作は18禁作品ではありません)

『巨乳純情剣 紗希』1巻より(八月薫/鈴木涼生/リイド社)

なんちゅうタイトルだ、と思いまして。

昔つかこうへいの新撰組もので『幕末純情伝』ってありましたね。

www.shochiku.co.jp

「巨乳純情剣」でこの表紙。もう読まずともどんな漫画なのか想像がつき、作品の魅力や訴求点が伝わってくる、それでいて短くシンプルで風情のある、素晴らしいタイトル。

親の仇を求めて旅する凄腕美少女剣士が、統一郎が差し向ける刺客を剣を振るってバッタバッタと薙ぎ倒し、おっぱいがぷるんぷるん揺れる剣劇アクション。(※本作は18禁作品ではありません)

貼るとブログ運営と広告屋に怒られそうなんで貼りませんが、全エピソードにわたって乳首券が発行され、入浴中に襲われたり、服がビリビリに刻まれたり、睡眠薬で眠らされて全裸で吊るされたりと、やたら素っ裸で闘います。(※本作は18禁作品ではありません)

『巨乳純情剣 紗希』1巻より(八月薫/鈴木涼生/リイド社)

ちなみにやたらおっぱいが見えるものの、いわゆる「濡れ場シーン」は無く、本作は18禁作品ではありません。

美少女剣士の一代記というと大名作『レイリ』を思い出しますが、

aqm.hatenablog.jp

志向というかセールスポイントはだいぶ違います。

って、『レイリ』と『純情巨乳剣 紗希』が違うのはタイトルの時点で当たり前だろw

『巨乳純情剣 紗希』1巻より(八月薫/鈴木涼生/リイド社)

犬が可哀想可愛いw

自分はいわゆる「劇画」をあまり嗜まないので、

「『拳児』『ジーザス』の藤原芳秀先生の絵に似ているな」

という程度しかわかりませんが、作画の八月薫先生のお名前と画風には見覚えがあり、いずれ名のあるお方であろうと。

ja.wikipedia.org

リイド社系で18禁中心のキャリアの方なんですね。本作もリイド社。

過去作のタイトル・表紙を見ると、時代劇&エロスは得意分野みたい。(※本作は18禁作品ではありません)

18禁要素を「抑えて」というより「封印して」、あえての一般作品としての剣劇アクション。描写にも時代劇ハードボイルドらしい雰囲気があって堂に入っています。

そしてなにより、抑えても滲み出るフェチズムとエロス!(※本作は18禁作品ではありません)

『巨乳純情剣 紗希』1巻より(八月薫/鈴木涼生/リイド社)

!? しかも降りるのかよ!?

劇画ヒロイン、いわゆる「萌え絵」の対極ながら、艶っぽくていいなあ。ちょっと劇画に目覚めそう。

 

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