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#葬送のフリーレン アンソロジー~異なる旅を楽しむ魔法~ 評論(ネタバレ注意)

既刊12巻、2023年にTVアニメ化で本格的にブレイクした『葬送のフリーレン』の

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二次創作短編集。

小学館で「少年サンデーコミックス」なので、「公式アンソロジー」と言って良いかと思います。

収録エピソード5編。

 

『フリーレンは人間を知りたい』(城奈)。

『葬送のフリーレン アンソロジー~異なる旅を楽しむ魔法~』より(城奈/山田鐘人/アベツカサ/小学館)

フリーレンは人間を知るために、フェルンとシュタルクのツッコミをよそに、けん玉の練習を始める。

なんでだよ。

 

『ヒンメル旅日記』(山口和海)。

『葬送のフリーレン アンソロジー~異なる旅を楽しむ魔法~』より(山口和海/山田鐘人/アベツカサ/小学館)

伝説のパーティの旅の途上、毎回食事当番をサボろうとするフリーレンに、ヒンメルはあの手この手で料理をさせようとするが、当時のフリーレンの料理のセンスは基本的に『ダンジョン飯』だった…

 

『勇者ヒンメルの冒険譚』(三浦蓮)。

『葬送のフリーレン アンソロジー~異なる旅を楽しむ魔法~』より(三浦蓮/山田鐘人/アベツカサ/小学館)

幼少期のヒンメルとハイター、初めての魔物討伐。

 

『厨房のフリーレン』(蚊っさん)。

『葬送のフリーレン アンソロジー~異なる旅を楽しむ魔法~』より(蚊っさん/山田鐘人/アベツカサ/小学館)

シュタルクの誕生日の舞台裏、戦士を祝福する巨大ハンバーグを作るフリーレンの料理現場。

 

『寄り道のフリーレン』(五十嵐惣一)。

『葬送のフリーレン アンソロジー~異なる旅を楽しむ魔法~』より(五十嵐惣一/山田鐘人/アベツカサ/小学館)

貴重な魔導書のためなら1%の可能性に賭けてミミックに齧られてなんぼのフリーレンの前に、かつてなくデカいミミックが立ちはだかる。

 

以上5編。

「大ヒット作が出たらスピンオフで稼ぐ」は、昔は「KADOKAWAムーブ」っぽさありましたけど、本作の小学館に限らず現在はどこの出版社も当たり前にやってます。

『転スラ』とかもはやちょっとした産業。

 

kindleで表紙・裏表紙・目次・奥付けまで入れて151ページと、ややボリューム少ないかな、というところ。紙の本だと通常のコミックスサイズじゃなくて、ちょっとサイズが大きくて薄いあのアレなのかな。

二次創作ですけど、世界観は一応本編設定にギリギリ準拠レベル。

ギリギリなのはけん玉の存在と巨大ミミックぐらいでしょうか。

本編が既に割りとコミカルでコメディ要素が強く、アンソロジーもまだ1発目で、公式の看板も背負っちゃってあんまり無茶なこと描けない事情もあるのか、まだ探り探り感。

Twitterとかの二次創作1ページ漫画とかの方が、いろいろ無茶できる分、幅はあります。

スピンオフの定番、グルメネタでさっそくネタ被りがw

あと入稿のタイミングがアニメ放映より前だったんでしょう、ネットで人気のアウラのネタはありません。

 

フリーレン・ワールド成分を少しでも多く摂取したい、まあファンアイテム。

「1巻」表記がないので、2巻が出るかはセールス次第でしょうか。

『葬送のフリーレン アンソロジー~異なる旅を楽しむ魔法~』より(山口和海/山田鐘人/アベツカサ/小学館)

自分はまあ、「フリーレン・ワールド成分を少しでも多く摂取したい」ファンなので2巻も出たら買います。

ファンを自認する読者以外にはまったくオススメしませんが、ファンの贔屓目目線で見たら結構面白かったです。

 

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