#AQM

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#幼女戦記 29巻 評論(ネタバレ注意)

サラリーマンがリストラ逆恨みで殺されて成仏の際に神に反抗した罰で、近代欧州っぽい異世界、WW1前のドイツそっくりな帝国の魔導師の素質持ちの女児に転生。

『幼女戦記』29巻より(東條チカ/カルロ・ゼン/KADOKAWA)

戦勝と栄達と安穏な後方勤務を夢見つつ、少佐の階級、エース・オブ・エース「白銀」「ラインの悪魔」の二つ名、第二〇三遊撃航空魔導大隊大隊長として、戦場の空を支配する主人公ターニャ・デグレチャフ11歳。12歳になった。

作画の東條チカ先生は、二毛作で『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のスピンオフ・コミカライズも同時連載で描き始めましたが、力が分散するどころか、なんか却って『幼女戦記』の筆圧も上がってるようなw

『幼女戦記』29巻より(東條チカ/カルロ・ゼン/KADOKAWA)

ロリおね百合ぃ。

帝国(擬ドイツ)東方に国境を接するルーシー連邦(擬ソビエト連邦)に対する偵察侵入。ターニャたちがルーシー連邦へ侵入を果たしたまさにその時、ルーシー連邦は帝国に対する宣戦を布告した…

北のレガドニア、西のフランソワ、南の南方大陸ときて、お次は東のルーシー連邦。

言わずもがなにソビエト連邦をモデルにした国家。魔導士とはいえたった48人で大国・ルーシー連邦の首都・モスコーを蹂躙。

『幼女戦記』29巻より(東條チカ/カルロ・ゼン/KADOKAWA)

あまりに強すぎるその力はそれを怖れる他国をより結託させ、ターニャが最も恐れる「世界大戦」への道を加速させていく…

敵国首都への浸透作戦、敵国首脳を心胆寒からしめることに成功した第二〇三遊撃航空魔導大隊を待っていたのは…

という、大作戦成功の後の、今巻は繋ぎの巻。繋ぎの巻ですが、相変わらずド派手な展開。

『幼女戦記』29巻より(東條チカ/カルロ・ゼン/KADOKAWA)

大国・ルーシー連邦との長大な前線の各所から第二〇三遊撃航空魔導大隊への救援要請が殺到する中、参謀本部から自由遊撃の裁量を任されたターニャの選択は、前線を支える重要補給拠点ながらルーシー連邦軍に包囲され窮地に陥るティゲンホーフ市の救援だった。

味方軍勢の第ピンチに、この作品らしいケレン味に満ち満ちた千両役者の参上からの俺TUEEEE展開。

今巻で前線補給都市であるティゲンホーフ市を救援して、次巻以降はここを拠点に広範な前線を飛び回る展開でしょうか?

『幼女戦記』29巻より(東條チカ/カルロ・ゼン/KADOKAWA)

ルーシー連邦軍が魔導師部隊を導入していないのがちょっと自殺行為にも見えてきますね。

他、ターニャの孤児院時代の幼馴染が地上部隊の士官として登場。狂言回しとして、なんかすんのかな。

相手がルーシー連邦ということもあって「もう一人の祝福者」の出番がないのと、最近

「後世の記者が十一番目の女神の謎を追う」

エピソードが挿入されないことが増えましたね。

『幼女戦記』29巻より(東條チカ/カルロ・ゼン/KADOKAWA)

アレ好きなんで、またたまにやって欲しいな。

 

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