「みてらっしゃい…!」
「わたしはあなたのようなひきょうな役者は許せないの…!」
「北島マヤのためにも…!」
昔読んだ時は、この作品で泣いたことなかったと思うんですけどね…
マヤ、芸能界の栄光と没落編。
「奇跡の人」の成功をきっかけに大都芸能のもとで、TVの大河ドラマに映画の主演にと一躍国民的スターに登り詰めるマヤ。
権謀術数渦巻く芸能界でマヤを取り巻く嫉妬と陰謀。
青年スターとの恋、速水真澄の致命的なミス、マヤにとって重大な事件、マヤに取って代わろうとその座を狙って暗躍する女優、マヤのスキャンダルとスターの座からの失墜。演技不能な状態にまで追い詰められるマヤ。
速水の腹心の水城女史がマヤのために速水にブチ切れてくれたのも胸熱なんですけど、もうね、亜弓さんが激熱。
ライバルのマヤが汚い罠に嵌められたことを知って怒髪天、マヤのために悪役女優を手段を選ばず舞台の上でえげつなく徹底的にぶっ潰しにかかります。
あのカッコつけの亜弓さんがマヤのために…と思うともうね…
「まってるわよ」
「あたし…あたしきっと追いつきます…!」
あー無理無理。泣く。こんなん泣く。
マヤお前、亜弓さん一生大事にせえよ。あと速水真澄は死んどけ。
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