


トレーダーで生計を立てる引きこもりの主人公の元に、セーラー服を着た美少女型のアンドロイドが送りつけられてきた。
どっかで見たことあるような話。手塚、藤子から「ちょびっツ」「彼とカレット。」、思い出さないだけで他にもいっぱい。昨今のAIブームでエンタメ分野でも再度見直されてるテーマ。
はてな、というかネットでも割りと荒れがちなセンシティブなテーマ。シリアスに振るか、コメディに振るかで二極化されがち。あと別枠でエロ。シリアスに振るとアイデンティティや差別・偏見、禅問答、悲恋の話になりがちで、要するに暗くなりがち。
シリアス寄りかなーと思って読んでたら意外とコメディもあって、終盤に毒キャラ出てきたりはするものの、真ん中ぐらいを泳いで完結した感じ。ネタバレですけど、甘すぎず苦すぎないハッピーエンドというところ。
「人間とはなにかを教えていただきたい」の答えが出たかというと微妙ですけど、一作品でそう簡単に答えが出るわけもなし、こういうのはたくさんのSF的な思考実験の積み重ねなのかな、と思います。
もっと暗い話になると思って続巻読むの気が進まなかったんですけど、無難ちゃ無難ですけど、この終わり方は結構好き。
aqm.hatenablog.jp