

「…本当にわかんないの!?じゃあ…あなた達がおかしいんだよ
気に入らないこと全部…ッ 力でなんでも解決する人たちにはわかんないんだ」
「私の友達に!!手を出すなッ!!」
ペン画の大家・大麦茜の遺産を相続した曾孫の中学生・若葉。相続したものは古く大きな洋館と、多数のペン画の作品群。洋館を訪れた若葉は、隠し扉の奥で赤い鎖に繋がれた蒼い目の美少女「あかずきん」と出会う。
彼女は曾祖母が契約し使役していた人の姿をした最強の魔獣。曾祖母は歴史に陰から介入し太平洋戦争の裏でも暗躍した「書の魔導士」の一人だった。
後継者に指名された若葉は、魔導士が絵から武器を取り出し魔獣を使役して戦う血なまぐさい争いに巻き込まれていく…
物騒な美少女版「うしおととら」。読んだ多くの人がそう思うと思いますが、でも不思議とパクリとは思わない。
機構の粛清に対してコンビ復活、悪役組織の存在、ある事情で機構入り、機構の歴史とヒエラルキー、機構の個性的な面々の能力、教導実戦訓練からの次巻は大物同士対決。
と、導入部だった1巻に比べて情報量がブワッと増えて、友情と百合の境界線をたゆたいつつも少年漫画濃度が増した感じ。
オラわくわくしてきたぞ!
aqm.hatenablog.jp