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#グッバイ、ノーベル! 1巻 評論(ネタバレ注意)

「実はね…私はあの小説家の龍平ナヲキなんだ。」

「は?誰て?」

ノーベル文学賞の最有力候補とされ、そこはかとなく村上春樹っぽい大作家・龍平ナヲキ。

ノーベル文学賞間違いなしの大傑作の原稿と、引き出しに隠して書き溜めた初恋の人への恥ずかしい駄文ラブレターを残して、自宅で滑って転んで頭を打って死亡。存念が強すぎて幽霊として現世に復帰。

あの世の待合所で知り合い後に蘇生し霊が見えるようになった、ナヲキをただのおっさんだと思ってるクールな女子高生"すず"にラブレターの回収と処分を依頼。

「超つまんなくて眠みえぐい」とナヲキの小説を一顧だにしなかった彼女だったが、ナヲキのラブレターのぽよみのえぐさに涙を流すのだった…

「エモい…
 こんな素敵な手紙 捨てるなんてありえない。
 この手紙わかりみが深い…」

「え?なんて?」

「泣き笑い文学コメディー」、わかりやすく喩えると、小説家版の「ヒカルの碁」です。ヒカルの代わりに今時のJK、藤原佐為の代わりに村上春樹っぽいメガネ男子作家の幽霊。塔矢アキラポジションで「ナヲキスト」なライバルJKも早くも登場。

価値観の異なる2人の二人三脚で"すず"が小説家を目指す感じ。

マジウケる。

 

グッバイ、ノーベル!(1) (ビッグコミックス)

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