和歌山市沖、紀淡海峡の人口700人の小さな離島、日都ヶ島。高校生の慎平は養家族の娘で幼馴染の少女・潮の葬儀のため帰郷した。潮は海難事故で溺死した。潮の葬儀の前後に起こる不審な出来事、潮の妹・澪に同行していた慎平は、澪や潮のドッペルゲンガーに遭遇し、殺され…
「リゼロ」チックな死に戻り型のループもの、サスペンスですがミステリー色よりファンタジーホラーの色が強め。前巻までを簡単にネタバレすると、影が人間に擬態して人間本体を殺して食って乗っ取る系の怪異。ホラー苦手な自分も読めるさじ加減。
前巻ラストの死に戻り間際で島を脅かす怪異の因果の「果」がラスボス含めて判明。因果の「因」を解き明かすべく、34周目は忍野メメと牧瀬紅莉栖を足して割ったような怪異ハンターポジションの表紙のメガネ巨乳・南雲先生視点で開始。
推理ミステリーではなくファンタジーホラーなので、怪異や退治方法の設定についてもぶっちゃけ作者が後出しし放題で、「犯人」や退治方法など先の展開を予想・考察するだけ無駄なんですけど、なんか考察しながら読んでる気にさせるのが上手くてスリリング。
ようやく得体が知れた南雲先生と根津も、キャラ立ってて良いわー。
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