AQM

あ、今日読んだ漫画

#図書館の大魔術師 3巻 評論(ネタバレ注意)

「あらあら シオはもう大人なんじゃなかったのかな?」

「…お姉ちゃん」

「うん?」

「お姉ちゃん…」

「…うん」

「お姉ちゃん」

「うん」

「…お姉ちゃん」

「うん…」

「お姉ちゃん…」

「うん」

「お姉ちゃん…ッ」

「うん」

「…お姉ちゃん」

「…うん」

「お姉ちゃん」

「うん……………」

おそらく流通やプロモーションの都合で商品タイトルは「図書館」と書いていますが、本来の意図の作品タイトルとしては表紙のとおり「くにがまえ」に「書」で「図書館」と読ませます。

大戦を止め災厄を退けた7人の大魔術師のうちの1人が「過ちを繰り返さぬよう」と大陸の中心に図書館を建立した、中世ファンタジー世界。

それから100年近くの後。村の貧民窟で暮らし、エルフのような容貌で「耳長」と蔑まれ、本が大好きなのに村の図書館の利用も禁じられた幼い少年・シオ。ある日、本の都アフツァックの中央図書館の知識エリート・司書(カフナ)たちがある目的を持って村を訪れ、少年に出会う。ボーイ・ミーツ・ディスティニー、まるで1本の映画のような1巻から始まった超正統派・超本格派ファンタジー。書物を守るために魔法と技術を駆使して戦う司書たち。

それから7年、6歳だったシオも13歳になり、司書になる試験を目受けるために本の都アフツァックへ。

ということで今巻は暴力を伴わないハンター試験のような、司書試験の続き。前巻の筆記試験に続き、面接試験と、表紙のケモ耳ちゃん・浅黒おでこちゃんとチームを組んで実技試験。試練は「壊れた本の表装と本文一枚から古書の年代と内容を制限時間内に推定すること」。

一見チームワークバラバラな初対面の3人はどう挑むのか。ケモ耳ちゃんもおでこちゃんも、短い出番ながらいいキャラしてるわ。

つーか、この試験もえげつないわー。

後半は突然バトル展開、ネテロ会長相当の大物や新撰組というかBLEACHというか。新キャラ続々登場。

この作品のために作者はどれだけ準備してきたんですかね。ここまでで張った伏線の質と量、チラ見せしたキャラの個性と人数、世界観の情報、ライフワークにする覚悟でやっているというか、ちょっと積んでるエンジンの排気量が違うというか。

「ワンピース」リスペクトすごいんですよね、この漫画。今巻でもシャンクスの某シーンのオマージュ。

作者さんは集英社のジャンプ系の出身ですが、本作は講談社のアフタヌーンコミックス。

「読んどいた方がいい漫画」って言葉はとても押し付けがましく胡散臭くて、読まなくても生きていけるけど読んだら楽しいから読むのが漫画であって、だからこそ「読んだ方がいい」とか「読むべき」なんて言葉はこと漫画に関してはとても胡散臭いと思う。

だがしかし!あえて言おう!オッス!オラ悟空!ワクワク感ハンパねえしまだ巻数も少ねえからオメェら今のうちにぜってぇ読んどいた方がいいぞ!

と、言いたくなっちゃう漫画。

 

図書館の大魔術師(3) (アフタヌーンコミックス)

図書館の大魔術師(3) (アフタヌーンコミックス)

 

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