#AQM

I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

FSS (NT2019年9月号 第16巻相当) 評論(ネタバレ注意)

ファイブスター物語、連続掲載継続中。「第6話 時の詩女 act4 スプラウト・ソング〜ショウメ争奪戦 」、Both 3037。扉絵入れて13ページ。

 

他の号はこちらから。

aqm.hatenablog.jp

以下、空白行のあとにネタバレ情報を含んで論評しますので閲覧ご注意。

 

 

 

 

 

 

 

 

(余談)

今月は盆休み期間もしくは曜日の関係で、公称発売日は9日。 

ニュータイプ誌の最終ページに、アニメ誌3誌の連名による、7月18日の京都アニメーション放火事件に関する被害者・遺族・関係者への、弔意とお見舞い、及び応援メッセージ。

(中略)

アニメ3誌は、今後も変わらず京都アニメーション様、そして京都アニメーション様の作品を応援して参ります。

 

株式会社徳間書店 アニメージュ編集部

株式会社学研プラス アニメディア編集部

株式会社KADOKAWA Newtype編集部

(ニュータイプ2019年9月号より)

3誌の、京アニ作品を表紙にした過去の表紙絵、計6枚を掲示。

永くニュータイプを見てきたけど、ライバル誌であるアニメージュ、アニメディアの表紙絵がニュータイプに掲載されているのを初めて見た。

 

なお、京都アニメーションに対する支援金の公式の受付窓口はこちら。

www.kyotoanimation.co.jp

私もささやかな金額ながら支援させていただいた。

 

(扉絵)

作者の永野護氏から、京都アニメーションの火災の犠牲者への弔意。

 

(本編)

6人+1の周囲を囲むように、鳥のような流線型の影が大量に発生。

みじんこさん含め全員が戸惑っている。強烈な頭痛に苦しみ失神して倒れるマドラ。手負いのツバンツヒがラキシスを庇う。影に攻撃するB0-6、EV-3。物理攻撃が通る。しかし空間自体が「別の場所」に変化している。

さらに人型にツノを持つ影が大量発生。みじんこさんは「隠れている場合ではない」と1/7スケールの妖精型に顕現。全員にテレパシー?でここから脱出するよう呼びかける。紹介します、セントリー・ブリッツの幼生"ショウメ"ちゃん!え!?

ショウメの解説、鳥影がスレイヴ、鬼影がソルジャー。彼らは、"あいつら"が出現する空間を用意する触媒。

"あいつら"とは、"ヴィーキュル"、あるいは"ライフ・ウォッチング・オーバーロード"、もしくは"悪魔"。

出現し実体化しつつある"悪魔"を前に狼狽えつつ思考を巡らしたマウザーは、不意打ちでツバンツヒの胸の真ん中を刺し貫く。どうせ死ぬなら悔いは残さない。

その後ろで実体化した悪魔は、ショウメでさえ見たことのないものだった。

「次号、ショウメの想像を超えるさらなる脅威が……!」

(ニュータイプ2019年9月号より)

ちなみに来月号はFSSが表紙&巻頭特集とのこと。

 

ニュータイプ 2019年9月号

ニュータイプ 2019年9月号

 

(所感)

デンジマンかなんかで戦闘になると敵のボスが「なんとか時空に引き摺りこめ〜」つって、敵が有利な?空間になるお約束がありましたけど、あんな感じ。スモーク焚いた真っ暗闇なので、ロケに行かなくてもスタジオでまとめ撮りできて撮影が楽。

 

激烈な頭痛で失神するマドラ。剣聖って肝心なときにこんなんばっかやな。ラキシスガードとは一体。悪魔の出現が原因というより、超帝國剣聖プロミネンス、というか統合人格の剣聖マドラが急激に覚醒しようとしているせいかな?さよならスパーク。おはよう!スパンク。寝かしとけばそのうち大見得きって復活して「これは死んだクリリンツバ子の分だ!」とか言うだろう。そいつはドラゴンボールで生き返るから大丈夫だ。

 

逆に素早くロボ腕の臨戦態勢のBO-6とEV-3。お前ら、やるやんけ。鳥影に物理攻撃通ると思ってなかったのに殴ったら効いたので自分でびっくり。なんか投げやりになってしまったマウザー。

 

出てきたと思ったら一斉に後ずさりしていく鬼影ワロタ。なんやねんお前ら。アレか、悪魔に「ディーフェンス!!ディーフェンス!!」って応援する係のやつか。

 

悪魔一同が「いま」「ここ」に現れた理由が、解説のショウメさんをもってしても判然としません。

基本的にセントリーの転化の際の命の水を狙って出現するものらしい。サリオン動乱に際してフロートテンプルに出現したのも、ライブの転化を狙ったものだったらしい。いや、場所間違えすぎでしょwww なんでカステポーで転化したすえぞう狙ってデルタベルンに湧くんだよwww 方向音痴キャラか。お前らにとっては誤差か。

悪魔については聞き覚えはあっても、カリギュラの把握している知識の埒外らしい。

 

誤植
× スイレヴ → ◯ スレイヴ

 

おそらく人生最大であろうピンチに、「死ぬ前にこのチャンスにツバンツヒぶっ殺そう」という人間のクズ思考になっちゃうマウザーさん。ミラージュ左翼大隊っぽい。セリフがジィッド以下の死亡フラグびんびんの三下チンピラになってる上に、顔www大丈夫ですかwww俺が描いたみたいな顔になってるwwwせっかく増えたファンが全員いなくなる顔になってますよwww

先月号の後の予想で「正々堂々の勝負中に悪魔にラキシスの護衛として反応して油断したツバンツヒを刺したことを後悔し、ラキシスの護衛を損ねたお詫びにラキシスのために戦う紳士的なマウザーさん」説とは一体なんだったのか…

 

胸の中央に大穴が開いてガットブロウのせいか傷口が火を吹いて「マウザー…恐ろしい子…!!」の顔になってぶっ倒れたツバンツヒ。開発する「玉子焼き器マーク8」が大ヒットする未来を知らなければ、完っ全に死んでるわ。ギエロやラルゴやスカ閣下やビョトン・コーララより死んでる度が高い。

これで死んでないって、重合騎士って逆に何やったら死ぬんですかっていうね。実は死んでて、ラキかジョーカーかスイレイかの力で蘇生するとかですかね?

 

で、出てきたヴィーキュル・コマンダー。これが「ゴリリダルリハ」さんかな?木村カエラの曲っぽさ。わーすーれないでーみつめることをー。通称ゴリさん。いいからテーピングだ!

両手とも「指が7本」あるんですけど、設定変わったかね。

 

んで。

サタンに対するカウンターとして期待されるのは、ジョーカー&スイレー、マドラ&懐園剣、レンダウド&マグナパレス。ああ、確かに最強オールスターだわ。ヨーンが居てもやることないわ。

スペクター(ジョーカー)、ポーター(スイレー)は多分到着済みなんじゃないかなと思います。先月号の白と黒の対の光。異次元までついてきてるかどうか微妙。

レンダウドの乗ったマグナパレスも追って到着するでしょ。

問題は、11巻11ページの未来回想シーンで予告されている、右腕を失い左手に懐園剣(光剣にみえるけど太刀拵えと鍔の形状からたぶん雄)を握るマドラ。

アルル、というかアルルの持つ懐園剣が来る伏線・兆候が「ギーレルに駐屯」以外、今回まったくないんですよね。ハリコンの導きで時空を超えてマドラのもとに飛んできたりすると、アルルが一時保管所のシゲノブ雪之丞のおっさんみたいな扱いでなんかアレですが。