#AQM

あ、今日読んだ漫画

#かげきしょうじょ!! 2巻 評論(ネタバレ注意)

「もう花道を歩けなくても」

「私達には『銀橋』があるよ」

AKB的アイドルグループで総選挙13位ながら握手会でファンに「キモチワルイ」つって炎上、追放されるように卒業した、無表情クールで人嫌いの愛。

すみれの花咲く頃、宝塚的な歌劇団に付属する養成機関・音楽学校への入学を果たし、そこで出会ったのは長身と強い体幹を持ち天然で天真爛漫で天才肌の少女・さらさ。

10代半ばで人生を自分の意思で歌劇に投じた"強い"女の子たちの、清く正しく美しく、熱くてシビアな楽しい青春。

夏休み、実家嫌いな愛はさらさの帰省にくっついて浅草へ。行きの新幹線の前の席、あらトップスター。安藤講師の過去、次いで歌舞伎界の期待の星・白川暁也とさらさの過去。

無粋な自慢話で恐縮ですが、関係者の許可を得て仕事の必要性から、畏れ多くも宝塚大劇場の銀橋に立つ機会が一度ありました。声が劇場中にとてもよく響く、2,500席の巨大な絶景でしたが、幅の狭い銀橋から見下ろす奈落は思いのほか高く深く暗く、怖くて足元ばかり見て歩きました。

ここで身を翻しながら二階席に向けて笑顔で歌を。

たとえ女に生まれ変わっても宝塚のトップスターにゃなれねえわ、と思いました。

 

かげきしょうじょ!! 2 (花とゆめコミックススペシャル)

かげきしょうじょ!! 2 (花とゆめコミックススペシャル)

 

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