

少し未来、千人に一人の割合でアメコミのヒーローのように先天的に超人的な身体能力を持った人間・通称「セカンド」が生まれてくる日本。
娘を強姦され絞殺されたドイツ出身の医師・黒崎レオンは、娘の復讐のために容疑者を移送中の警察車両を首都高で襲撃、警官から奪った銃で反撃してくる容疑者への怒りのあまり、人類初にして唯一の後天的能力者・通称「サード」に目覚める。
死ねない体になったレオンは暇つぶしのように凶悪犯罪者を私的に処刑・惨殺し、現場に奇妙な絵を遺す「犯罪者殺し」となっていく。レオンを追う警察、そしてセカンド監視局。
オーソドックスに復讐がテーマの王道なハードボイルド。「チェンソーマン」と続けて読むとダークヒーロー像の対比面白い。王道もやっぱりいいよね。
前巻登場、ロシアからきた監視局員ブラッドを中心に、悪徳軍事企業ミリテック社との闘争。
ブラッドが苦労して敵に伍する中、スポット当たらないながら活躍はしなきゃいけないレオンの強さが漫画みたい。漫画だけど。
ブラッドですが、主人公の同格相棒ポジションの熱血を秘めたクールなイケメンってのはもはやジャンプ漫画?のお約束やね。どこまで遡れるんだろう。テリーマン?
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