「星の光ってさ。何千年、何万年もかけて…地球に届くんだって。
なんかすごいよね…人間の一生なんてそれに比べたらあっという間…」
「ああ…あっという間だったなぁ。
人はすぐ年をとる。わしもこの家も、いつまであるか分からんが…
この家、この町、この夏のことが、ゆうなにとって少しでも
糧になれば、わしは嬉しいよ。」
少し未来の日本、静岡の片田舎の町の山奥の一軒家に住む、連れ添いを亡くしたジジイ・吉岡のもとに、一人暮らしを心配した家族の手配でメイドさんロボットが派遣される。ジジイは不承不承、ポンコツな彼女に「ポン子」と名付け彼女との暮らしを受け入れる。
どこか哀愁を背負ったツンデレな頑固ジジイをメイドロボのポンコツぶりが癒す、ジジロリでハートウォーミングなメイドロボット日常コメディ。
ジジイの都会っ子の孫娘が前巻に続き登場。日本の片田舎の夏休み、海に花火にはしゃぐ子ども達とロボ、見守るジジイのコントラスト。
ポン子によく似た、亡くした妻の思い出。主を亡くして流浪するポン子の同型機。
年をとると味覚が変わるとよく言いますが、漫画に関してもそうなんでしょうか。この日常ドタバタコメディはなんだか人生の味がする。
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