「確かに絵はきれいだし整ってる
でもそれだけ
コレ 恥ずかしくないでしょ?
どこが好き? どこが可愛い? どこがエモい?
自分の愛を信じてないでしょ?」
漫画の台詞でこれ言わせるの、すげえな。
ド変態な皆様におかれましては「やんちゃギャル」と言われるとあんなことやそんなことを想像するかもしれませんが、様式とギャルで武装してますけど、ちょっと奥手な普通の男の子とちょっと積極的な普通の女の子の、友達以上恋人未満の普通のラブコメ。
いわゆる「高木さんインスパイア系」にギャル要素を投入しました、と言って差し支えなく始まった漫画だけど、ラブコメとして本家を超えてるとはとても言い難い。
ここに来て恋愛ものとしても、コメディとしても、エロコメとして、ギャルものとしても、創作ものとしても、あらゆる方面で中途半端でテーマが絞られてないどっちつかずの漫画になってきて、そのいろんな中途半端さがかえって青春期のあれやこれやを想起させて、ラブコメとしては超えられないかわりに「高木さん」が持ち得ない別の持ち味を獲得し始めたように見える。
青春っていろんなことが起こって、漫画みたいにテーマが一つに絞れるもんではなかったよね。
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