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#七つ屋志のぶの宝石匣 10巻 評論(ネタバレ注意)

公家〜武家から続く名家の、離散の間際に女当主から質入れのカタに預けられそのまま質流れした幼い少年・顕定、それから20年弱?ぐらい後。

質屋の孫娘の高校生で宝石の「気」が見えるインスピレーション派の天才肌・志のぶ。

成人して宝石店の外商となったクールなイケメンで理詰めの科学・合理主義者の顕定。

の許嫁コンビを主人公に、幼少期から顕定が探す「翔る鳥をとじ込めた赤い石」、人工ダイヤモンドを巡る陰謀、顕定と志のぶの恋愛未満、を縦軸に、江戸時代から十二代に渡って続く老舗の質屋を舞台にした「質と宝石」ミステリー・コメディ。

攻殻でいうコンプレックス・エピソード、縦軸周りは一進一退で停滞というか迷走気味。主人公二人がよくわからないチューをしました。なんだこりゃ。

どちらかというとスタンドアロン・エピソード、日常回の質屋vsメルカリの話がライトに社会派な時事ネタで面白かった。質屋で鑑定だけしてメルカリで売る客、質屋とメルカリの棲み分け。

縦軸がミステリー仕立てな分、全体像が中々見えてこなくてもどかしいですね。

のだめと比べると常識的でだいぶ理解しやすいはずのヒロインなんですけど、それでも女心ってのはよーわからんね。

 

七つ屋志のぶの宝石匣(10) (Kissコミックス)

七つ屋志のぶの宝石匣(10) (Kissコミックス)

  • 作者:二ノ宮知子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2020/02/13
  • メディア: Kindle版

 

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