#AQM

I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

#図書館の大魔術師 4巻 評論(ネタバレ注意)

「これが 後に世界の命運を握る二人…

 世界を護る英雄と
 ●●●●●●●●との

 再会だったのです」

えええええええ。

大戦を止め災厄を退けた7人の大魔術師のうちの1人が「過ちを繰り返さぬよう」と大陸の中心に図書館を建立した、中世ファンタジー世界。

それから100年近くの後。村の貧民窟で暮らし、エルフのような容貌で「耳長」と蔑まれ、本が大好きなのに村の図書館の利用も禁じられた幼い少年・シオ。ある日、本の都アフツァックの中央図書館の知識エリート・司書(カフナ)たちがある目的を持って村を訪れ、少年に出会う。ボーイ・ミーツ・ディスティニー、まるで1本の映画のような1巻から始まった超正統派・超本格派ファンタジー。書物を守るために魔法と技術を駆使して戦う司書たち。

それから7年、6歳だったシオも13歳になり、司書になる試験を目受けるために本の都アフツァックへ。

1巻のプロローグ、2〜3巻の司書試験編が終わって、新章突入、3巻からシームレスに司書見習い編。

司書試験に合格した見習いたち27人に教官たち、と大量の新キャラが出てきます。春麗みたいのおるw

猫科の動物の赤ちゃんを指して「足のぶっとい子はデカくなる」とはよく言いますが、設定やキャラ数から類推するに50〜100巻ぐらいはいきそうな大作の予感がするサイズ感。今んとこ「予告編効果」ですけど、長いお付き合いになりそう。

過去作、特に少年ジャンプの過去の名作のオマージュが大量に散りばめられている他、キャラの民族・人種の設定も多様で、人種間の差別や軋轢など困難なテーマに挑む予兆がビシバシと。

「ホピからは奪ってよし
 ホピならば犯してよし
 ホピであれば殺してよし

 ー正義の言葉ー
  ザラマ=インガレイ」

なにそれ怖い。

 

図書館の大魔術師(4) (アフタヌーンコミックス)

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  • 作者:泉光
  • 発売日: 2020/06/05
  • メディア: Kindle版

 

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