#AQM

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#であいもん 10巻 評論(ネタバレ注意)

京都の老舗の和菓子屋の実家にバンドの夢を諦めて?帰ってきた跡継ぎ息子・和(なごむ)と、実家が事情あって預かってる小学生の女の子・一果(いつか)を軸にした和菓子屋さんの日常もの。

元カノや片想いの女子高生や隠れ女装男子と「ハーレムものかよオイ」といいたくなる脇役たちに負けないツンデレ小学生のヒロイン力。和菓子+父娘もの+職人+京都の四季+ラブコメ少々という感じ。

キーマン「和の先輩=一果の父親」という線が、主人公の和と一果の中では繋がらないまま本人行方不明のまま引っ張って日常主体で9巻やってきて、そろそろ小出しに繋がり始めるのかな、と思ったら今巻でいきなり繋がるどころか作中最大の問題がバタバタバタッとほぼ決着ついてしまってちょっとびっくりしました。

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「であいもん」10巻より(浅野りん/KADOKAWA)

「マジかっ!!」ってなった。前巻の感想で「やるやる詐欺みたいなとこある」とか書いちゃったんですけどw

下手したら一果が「緑松」で暮らす必要もなくなっちゃう気がするし、次巻で完結とかなんかしらんとか思ったんですけど、あとがき見ると特に次巻完結の予告もなく「彼らの日常は続いてゆくので」とコメントも書いてあるので続くっぽい。なんかちょっと納まり悪いけど、また旅に出たりすんのかしら。

読者の、一果の父親に対する不審やヘイトを肩代わりする「ミラクル人間の屑ver毒親くずれ」みたいなのが一応まだ存在はしてるのと、和まわりのラブコメ展開どうすんねやろってのと、後継ぎ問題とかかしらん。

実の父親が現れたっつっても一果の「緑松を継ぎたい」は変わんないだろうし。

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「であいもん」10巻より(浅野りん/KADOKAWA)

好きな作品なので、とりあえず「すわ完結」とならず続いていくようでよかったです。ほんとかなコレ。

 

 

5巻以降も面白いですよ。

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