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#紛争でしたら八田まで 1巻 評論(ネタバレ注意)

表紙のメガネ美女、「地政学リスクコンサルタント」の八田百合は、イギリス・バーミンガムでの休暇中、仕事の依頼の連絡を受ける。次の仕事はミャンマーの日本企業の工場での紛争の解決。

1週間でミャンマー語をマスターした八田はロンドン・ヒースロー空港から現地に飛び、今回のクライアントである日本企業の社長から状況をヒアリングする。そこには書類や日本人の感覚からは窺い知れない、構造的で複雑な利害関係があった。

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「紛争でしたら八田まで」1巻より(田素弘/講談社)

クライアントの依頼を受けて世界を股にかけて紛争を渡り歩き、地政学の知識と思考と調査能力と護身術で解決していく、「紛争解決コンサルタント」漫画。

既刊3巻まで出てますが、とりあえず1巻だけ。

ぼっちでメガネで日系で手ぶらのココ・へクマティアル、という感じ。確か某・西尾維新作品のヒロインが最終的にこういう感じのカリスマ紛争解決屋みたいになるんでしたっけ。

下品な方の出羽守っぽいというか、ちょっと「ブラック・ラグーン」みたいな洋画吹き替えワールドな感じ。放送禁止用語多いなあコレ。何回ビ○チ言われんねんw

紛争解決の道筋が、ミステリーというよりはコンサルタントのケーススタディの設問を解いてるみたいな感じはあります。どういう経歴の作者が書いてんだろコレ。

1巻前半でミャンマー労働紛争を解決したら、次は東アフリカのタンザニアに飛んで魔女狩り事件、の途中で次巻に続く。

美女!メガネ!インテリ!ハードボイルド!ワールドワイド!なかっけーお仕事もの。

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「紛争でしたら八田まで」1巻より(田素弘/講談社)

物馴れたというか、士郎正宗っぽい頭の良いワイルドみ。

地政学って自分あんま疎いんでアレなんですけど、そっちの分野の興味を持つきっかけ作りになりそうな。かっけーことは良いことだ。

 

紛争でしたら八田まで(1) (モーニングコミックス)

紛争でしたら八田まで(1) (モーニングコミックス)

  • 作者:田素弘
  • 発売日: 2020/03/23
  • メディア: Kindle版

 

(選書参考)

blog.livedoor.jp