人間と魔族の百年戦争の終結から10年。
人間と魔族が共存する街、リンド・ヴルムで魔族医として診療所を営む人間の少年・グレンと、助手でツンデレのラミア(蛇女)・サーフェの、お医者さん日常?もの。
食を想像した「ダンジョン飯」以来の流れで、空想世界の「魔物と医療」を想像して膨らませたラノベ作品。
の、エピソードゼロ的な前日譚スピンオフのコミカライズ。
最初なんじゃらほいと思ったんですけど、「モンスター娘のお医者さん」の「01巻」ではなくて、「モンスター娘のお医者さん0」の「1巻」です。
アニメ化もされてる人気作品の、正伝というか本編は徳間書店でコミカライズされているんですが、こっちのスピンオフはヤンジャンがコミカライズのライセンスをゲットしたのかな?と思ったら、あとがきによると原作者が直々にコミカライズ作者をご指名なんだそうです。すごいね。
魔族の首都・ネメアの巨大大学ネメア・アカデミーの医学部に特例で入学した人間の少年・グレン。大学の幹部・クトゥリフの秘蔵っ子として認知されているグレンは、旧知の先輩・ラミア(蛇女)のサーフェと、スライムのライムと一緒に、医学生でありながら学内に診療所を開設することとなった。
グレンの診療所には次から次へと一風変わった症例のモンスター娘たちが相談にやってくることとなった。
1巻は、頭同士の喧嘩で学業もスポーツも不振に陥ったケルベロス娘と、関節痛になった魔術人形の診断。
大学を舞台にしている以外は、やることは本編に概ね準拠、という感じ。もともとおねショタな世界観の作品の本編ですけど、このスピンオフは更にその3年前の医学生時代ということで、おねショタ度が更にアップ。
作者直々のご指名だけあって、おねショタな内容にマッチしたぷにっとした作画。
ケルベロス娘、美少女の両肩に犬の頭が生えてるデザインすげーなw
大胆な設定ですけど診療は意外と繊細で、考証美とでもいうか、本編と同じく「モンスター娘はどんな病気になって、どうやって治療するだろうか」を想像する楽しさに溢れた作品。
あとはおねショタ。ハーレム気味に、とにかくおねショタ。
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