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#あゝ我らがミャオ将軍 4巻 【完】 評論(ネタバレ注意)

安全保障上の緊張を孕み、極東で世界から孤立する小さな社会主義国家コルドナ。独裁者の急逝により、最高指導者の座を世襲で継いだのは建国の革命家の孫娘(9歳)だった。という北朝鮮をモデルにしたキュートでハートフルな独裁者ギャグコメディ。

今巻で完結。

12話収録してまして、うち10話は日常コメディ回、最後の2話がコンパクトな最終回シリーズと、「急に来たなあ」感はあります。

コルドナの繁栄のために日々奮戦するミャオ将軍の呑気でトンチキな指導のもと、平和な日常を謳歌していたコルドナ。

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「あゝ我らがミャオ将軍」4巻より(まつだこうた/もりちか/コアミックス)

しかしある日、コルドナを大地震が襲う。街は崩壊し瓦礫に埋もれた国民も多数。大災害に際してあらためて指導者としての自分の無力を噛み締めるミャオ。しかしその時…

という、ラストはハートウォーミングな展開に。

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「あゝ我らがミャオ将軍」4巻より(まつだこうた/もりちか/コアミックス)

もっと厨二病的に盛り上がって泣ける展開もやろうと思えばできた設定だったと思いますけど、実際は抑制的に牧歌的でほのぼの・ふんわりとした展開で、この作品らしいラストだったなあ、と思います。

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「あゝ我らがミャオ将軍」4巻より(まつだこうた/もりちか/コアミックス)

それでも、ミャオが今までがんばってきたことは決して無駄ではなかったことが示されて、ちょっと胸熱でうるっとくるものがありますね。

長大な作品が増えた昨今では4巻は短くも感じますけど、読み返しやすいちょうどよいサイズで完結したなと思います。タイトルがタイトルなので自分のkindle書棚のあいうえお順で並べると全ての書籍に先駆けた先頭なので、この先も割りと何度も読み返していく感じになりそう。

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ちなみにこの作品の次が「愛してるぜベイベ★★」で、すげーロリコンっぽい並びだなw

楽しい作品だったので次回作も楽しみにしています。お疲れ様でした。
 

 

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