

高校の「映画を語る若人の部」に入部したプレゼン下手の映子が、毎回好きな邦画を1本トンデモ説明でプレゼンして部長がツッコむ話。
今巻のお題は
・「ドカベン」(実写版)と70年代の漫画の実写映画化の世界
・「今日も嫌がらせ弁当」(2019年 主演:篠原涼子)
・韓国映画の世界と「エクストリーム・ジョブ」(2019年 韓国映画)
・続きが出ないシリーズと「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」(実写版)
・海回・水着回から強引に「喝 風太郎」(2019年 実写版)
・夏アニメ映画と「サマー・ウォーズ」
・カンニング映画と「That's カンニング!史上最大の作戦?」(1996年 主演:安室奈美恵)
・事故物件と「事故物件 恐い間取り」(主演:亀梨和也)
・「劇場版 家なき子」(主演:安達祐実)
・「初恋」(2020年 三池崇史監督作品)
・記憶喪失と「鍵泥棒のメソッド」
・最新ハリウッド映画事情と「女バトルコップ」(1990年)
映画の話は毎巻通り面白く、既刊を楽しんできた人は引き続き、語られる映画を観たことがなくても楽しめます。
作者以上に面白おかしく語れる知識も自信もないので映画語りは自重しますというか、「サマー・ウォーズ」と「That's カンニング!史上最大の作戦?」しか観たことなかった。「That's カンニング!史上最大の作戦?」はむかし妹がTSUTAYAで借りてきたので観た憶えがある。
単話で楽しめる作品なのであんま物語の縦軸がどうのこうのはない漫画ですけど、いつものことっちゃいつものことなんですけど、

「邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season5(服部昇大/集英社)
今巻はなんか邦キチと部長のラブコメ匂わせ要素が目立ったなあ、と印象に残りました。
主観というかワトソン役が部長で、邦キチ側のモノローグは一切なく、ヒロインの内心が徹底してブラックボックス化されていて、

「邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season5(服部昇大/集英社)
なにげに数あるラブコメ?のヒロインの中でもミステリアス要素はSランクだなという感じ。「オレンジロード」の鮎川まどかとか、読者向けにはサイン出しまくりなんですけど、邦キチは邦画のこと以外は何を考えているのかホントに読めません。

「邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season5(服部昇大/集英社)
その割りに手作り弁当を渡したり、部長の一人暮らしのアパートに普通に通ってたり、2人で海水浴に行ってたりと、思わせぶりな匂わせは確信犯(誤用)的にぶっ込んでくるので、一ラブコメ好きとしても毎回ちょっと楽しみです。

「邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season5(服部昇大/集英社)
結構良いこと言ってるんですけど、裏返しでこういう共通の趣味やモラトリアムの場で結びついていつも一緒にいる恋愛未満の男女の関係、いいよね…(ラブコメ脳)
あと全然話変わるけど、

「邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season5(服部昇大/集英社)
はしゃいで踊ってるヤンヤンがなんか可愛かったです。
aqm.hatenablog.jp