1995〜1999年に週刊少年サンデーで連載され小学館漫画賞・文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞するなどして大好評を博した往年の名作「め組の大吾」の同作者による続編。
警察官(海上警察(海保)含む)、軍人(自衛隊含む)と並んで「危険と相対するための職業」、消防士のお仕事もの…つっていいのかなコレ。ちょっとなんか違う気がしますねw
Wikipedia見たら「アレ読んで東京消防庁の応募倍率が跳ね上がった」って書いてあるけどホントかな。アレ読んで消防士になりたいとか頭のネジが2・3個取れてねえか。
今作は掲載誌というか出版社まで移って、週刊少年サンデー(小学館)から月刊少年マガジン(講談社)に。
なんか連載開始にあたって小学館が旧作の期間限定ネット読み放題とかやってて、円満っぽい感じ。
個人的には作者の前作の打ち切りに未だに納得いってないので、「月マガってどうなん?」と思わないでもないです。「さよなら私のクラマー」もちょっと「え?」って感じで終わっちゃったし。
というのと、同じレスキュー畑の著名作として「海猿」がありますけど、あれ青年誌(ヤングサンデー)だったんで結構、救助現場の過酷な描写がエグかった記憶がありますが、今作は少年誌ということで、大丈夫かな?と思わないでもないです。
まあそこは元々旧作も少年誌でしたし。
旧作の主人公は「朝比奈大吾」でしたが、今作の主人公は「大吾」違い。
ただ世界観は繋がっていて、旧作の登場人物も1巻で既に登場済み。
リアルに合わせて作中20年ぐらい経ってんのかな?
旧作の登場人物がちょっとしたレジェンド扱いになってて、新たな若い主人公が、ってのはちょうどガンダムとZガンダムっぽい関係。
甘粕がちょうど「シャア相当」ですかね。さて「アムロ相当」ことオリジナルの大吾は出てきたでしょうか。
自分がこの作者を初めて知ったのが旧作だったんですけど、出世作と言っていいのかな。代表作が多い漫画家さんですけど。
結構続編ものって解散したバンドでいう「再結成」みたいなもので、切り札というか背水の陣というか、みたいなとこありますけど、どうなりますでしょうか。
既に1巻で割りとハードな訓練に救助に、と読み応えは今のところ十分で今後の期待が膨らみます。
ただやっぱアレやねえ。コレ読んでて「消防士になりたい!」って全然思わんわ俺…こんな怖いのようやらんわ俺…
漫画やドラマで、誇張があったりむしろ描写不足があったりと様々なんでしょうけど、消防士ってやっぱスゲェな…
aqm.hatenablog.jp
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