AQM

あ、今日読んだ漫画

#宙に参る 2巻 評論(ネタバレ注意)

人が脳以外なら挿げ替えが効き、AI・ロボットと親子関係となり、地球を遥か離れたコロニーに生活圏を拡げ、長距離バスに乗るぐらいのノリで宇宙旅行をするぐらいの未来。

夫を亡くした主婦・鵯ソラは息子のロボット・宙二郎ともに、コロニー・コウアから客船で45日間かかる夫の実家、地球の日本の和歌山へ、遺骨を鵯家のお墓に納めに行く旅をする。

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「宙に参る」2巻より(肋骨凹介/リイド社)

前巻に続いて、発売から間が空いて3ヶ月後に購読しました。

メジャーレーベルのメジャー作品ではないので、自分の新刊発売情報チェック網から漏れて、8月の発売に気が付きませんでした。

どっか「"自分が好きそうな漫画"の発売日」を便利に教えてくれるサービスはないですかね。Amazonの著者お気に入り登録とかありましたっけ?

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「宙に参る」2巻より(肋骨凹介/リイド社)

1巻に引き続き、地球に向けて宇宙旅行中のソラと宙二郎。

ソラは未亡人ですが、かつて魔女と呼ばれ引退した超ウィザード級のハッカー。「呪文」と呼ばれる暗号化された音声発話であらゆる(?)システムに介入することが可能。

夫の故郷への旅路と、公安や大企業が暗躍し正体を探るソラの正体の2つが縦軸。

ソラ・宙二郎の2人が旅の途中の巨大な宇宙船内で出会う人たちとの触れ合いが横軸。

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「宙に参る」2巻より(肋骨凹介/リイド社)

相変わらず、SFですけど複雑すぎず、各エピソードの技術イシューはとてもシンプル。

にも関わらず、SF初級者の自分にとっては「そんなこと考えたことも思いつきもしなかった」というSFネタばかりで、大変興味深く読めます。

描写される多くの興味深いSF的な技術が小さなドラマと密接に関連していて、最終的には人間・ロボットの感情を満足させるために存在しているかのよう。

ささやかな話ばかりですけど、SF描写とドラマ描写が高次元で融合しちゃってる感じ。

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「宙に参る」2巻より(肋骨凹介/リイド社)

今巻は


回想・ソラと夫の馴れ初めの続き

魔女を口説いた夫の口説き文句。


メンバーたちも死没した伝説のバンドの「ライブ配信」

伝説のバンドの50年前の新録ライブ放送電波が50光年を超えて届いた時。その著作権はどう解釈されどう扱うべきか。

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「宙に参る」2巻より(肋骨凹介/リイド社)

宇宙時代の対戦ゲームの伝説のプレイヤーvsウィザード級ハッカー

身体を入れ替えられる宇宙時代、強さを求めるゲーマーの生き方と、伝説のハッカーによるゲーム攻略。


リンジン(ロボット)の代替わりとその主人

ロボットが死ぬ時。その葬儀。その後任者。

 

"魔女"ソラの能力に関する分析と考察

ソラの唱える「呪文」のメカニズムに関する、大企業諜報部門による分析と考察。

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「宙に参る」2巻より(肋骨凹介/リイド社)

そんなこと考えたこともなかった。未来、楽しいw

 

 

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