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#化物語 16巻 評論(ネタバレ注意)

西尾維新の原作を大暮維人がコミカライズして週刊少年マガジンに掲載の鉄板漫画。キャラデザVOFAN準拠。こんなに美麗な絵でコミカライズされると原作冥利に尽きるでしょうね。ちなみに自分は原作とアニメを消化済み。

順番を入れ替えて、「こよみヴァンプ(傷物語)」の後に「つばさキャット(化物語5章)」。

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「化物語」16巻より(西尾維新/大暮維人/講談社)

羽川翼の猫にまつわるエピソードは原作で3篇ありまして、

「つばさキャット」(化物語5章)

「つばさファミリー」(猫物語・黒)

「つばさタイガー」(猫物語・白)

一般化するのは良くないかもしれませんが、自分はちょっと記憶が薄れるとこの3つのエピソードがすぐごっちゃになって、よく混乱します。

特に上2つは、主な登場人物が暦・羽川・忍野の3人(猫を入れると4人、忍を入れると5人)であることや、リピートなので大まかな展開の流れなども共通していて、かつ発表順(巻数順)で作中の時系列が回想的に逆転していることもあって。

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「化物語」16巻より(西尾維新/大暮維人/講談社)

今回、コミカライズの「つばさキャット」ですが、原作小説やアニメ版ではサラッと触れただけの「つばさファミリー」の回想をガッツリやりまして、実質的に「つばさファミリー+つばさキャット(つばさキャットに回想シーンとしてつばさファミリーを完全に内包)」という形に再構成されています。

トータルで見ると自分はこっちの方が、却ってわかりやすいな。

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「化物語」16巻より(西尾維新/大暮維人/講談社)

こういう、シリーズ全体を見渡した上でのエピソードの再構成のやり方はこのコミカライズの売りの一つですね。

一番の売りの大暮維人の筆も冴え渡っていて、今次エピソードの3人のヒロイン、羽川・猫・忍がそれぞれに、美し可愛く、エロ可愛く、可愛い可愛く描かれています。

原作周りの記憶が曖昧ですけど、たぶん初出の設定も描かれてんじゃないかな。羽川の実の母親のエピソード、確かこれが初出ですよね。

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「化物語」16巻より(西尾維新/大暮維人/講談社)

再構成の影響で、次巻・次々巻でファミリー→キャットのクライマックスが連続する形になるんですかね多分。

それはそれでハードル高いようでいて、コミカライズ作家の腕の見せ所でもあって、どう描かれるのか大変楽しみ。

あと、今巻での月火の描かれ方を見ると、どうも「偽」はやらず、今次エピソードがコミカライズの最終エピソードになりそうな予感が少ししましたが、どうなるでしょうか。

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「化物語」16巻より(西尾維新/大暮維人/講談社)

忍の出番がガッツリあるエピソード群、読みたいですけどね。

 

 

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