AQM

I oppose and protest Russia's invasion of Ukraine.

#デストロ016 2巻 評論(ドネタバレ注意)

なんかあらゆる表記が『デストロ』の「0162巻」みたいになってワロタ。1,000巻行く気満々です、みたいなw

女子高生・沙紀は、元・海上自衛隊高官・仙崎のオーダーで殺し屋を殺す殺し屋だった。

たくさん殺し屋がやってくるので今日も奴らをぶっ殺すゾ!

あらすじ終わり。

『ヨルムンガンド』の作者が、日本を舞台に「女子高生殺し屋たちのバトルロイヤル」を描いた『デストロ246』全7巻。女子高生なのに最強殺し屋! すごい頭悪そう! AQM頭悪そうな漫画大好き!!

の前日譚。

『デストロ016』2巻より(高橋慶太郎/小学館)

いや人生ハードモードすぎだろソレ。

『246』でヒロインたちより年長の大人、かつ最強の殺し屋として君臨した「沙紀」の女子高生時代のお話。

女子高生時代のお話なのに殺し屋です〜! 女子高生なのに最強殺し屋! すごい頭悪そう! AQM頭悪そうな漫画大好き!!

というハードボイルド・殺し屋アクション。

 

「スターシステム」と「クロスオーバー」と言う似て非なる概念の言葉があります。

自分は

スターシステム:
 漫画のキャラが役者のように複数の作品に「出演」していること
 外見・人格は共通しているが相互の作品間は基本的に無影響、無関係
 手塚治虫をルーツとして紹介されることが多い(ロック、ランプなど)
 例:ログナー(『FSS』『FFC』)
   安田秘書(新谷かおる作品)
   内海(『パトレイバー』)、柳(『ジェントル萬』)
  ※もっと軽い、一コマだけ登場の「カメオ出演」は多数

クロスオーバー:
 複数の作品の世界観が合流・共通化されて登場キャラ同士が協力・敵対などをすること
 キャラの外見・人格が共通する他、記憶・経歴なども世界観に付随して共通
 アメコミのオールスター作品をルーツとして紹介されることが多い(『アベンジャーズ』など)
 例:『ドラゴンボール』に『Dr.スランプ アラレちゃん』のアラレちゃんやペンギン村が登場
   『名探偵コナンvsルパン三世』他、『コナン』作品多数

ぐらいの理解です。

ググったら元々読者登録していたこちらのブログがヒットして、事例を細かく集めていて勉強になりました。

m-dojo.hatenadiary.com

最近は「クロスオーバー」に近い、ソシャゲの『コラボ』もよく目にしますね。

 

(ここからネタバレ)

『デストロ016』2巻より(高橋慶太郎/小学館)

この漫画『デストロ016』は、同じ作者の漫画『デストロ246』の前日譚として公式に喧伝されて始まったので、本来は「スターシステム」にも「クロスオーバー」にも当てはまらない作品かな、と思います。

同じ世界観の「10年ぐらい前」を舞台にしているので、(「前日譚」「後日談」含めて)「続編もの」が世界観やキャラが一部共通するのは当たり前だからです。

『デストロ016』2巻より(高橋慶太郎/小学館)

なので『デストロ246』に登場した紅雪や万両苺が幼い姿で登場することは、ニヤリとさせる読者サービスではあっても、まあ当たり前というか不思議なことではありません。

さて、ここからドネタバレなんですけど、この巻の面白さを語るのに、この話をしないわけにはいきません。

(ここからドネタバレ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて。

『デストロ246』に登場した紅雪や万両苺が幼い姿で登場することは、ニヤリとさせる読者サービスではあっても、まあ当たり前というか不思議なことではありません。

なんですけど、

『デストロ016』2巻より(高橋慶太郎/小学館)

今巻は『デストロ』と関係なかったはずの過去作『ヨルムンガンド』のキャスパーとチェキまでが出てきまして、「やりやがったなこの野郎www」と言う感じ。

出てきただけなら「スターシステム」か「クロスオーバー」かはまだ判然としません。「手頃な武器商人」として置いただけかもしんないし。

「スターシステム」にせよ「クロスオーバー」にせよ、読者サービスとしてはとても楽しい意外な登場なんですが、「別作品の人気キャラの再利用」はある意味「過去の貯金を切り崩して面白さをブーストしている」面もあって、あんま乱発するとかえって興醒めしてしまうとこもありますね。

あるいは「読者人気の貯金」まかせに作品の主役を乗っ取っちゃったりとかね。

なので使いどころと匙加減がなかなか難しいとこはあり、故に「スターシステム」未満の、「カメオ出演」ぐらいに留める作品が多いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ここからウルトラネタバレ)

なんですけど。

更に『ヨルムンガンド』はラストで世界観がガラッと変わってしまう特殊な終わり方をした作品だったので、「スターシステム」に留まらずガッツリ「クロスオーバー」だと割りと世界が大変なことになってしまうはずなんですけど、

『デストロ016』2巻より(高橋慶太郎/小学館)

「お気に入りの少年兵が〜」っつっちゃってるよオイwww あの最終回の直後とのクロスオーバーじゃねえかwww

ということで、もともと面白かった漫画が余計に目が離せなくなってまいりました。

前述のとおり、自分はこの手のクロスオーバーは「過去の貯金を切り崩して面白さをブーストしている」と思うタチですが、今のところ、この貯金の使い方と匙加減は大好物です。

これ落とし所は「ヨナは帰ったがココが世界をホニャララしなかった(できなかった)世界線」なんかな? この10年後ぐらいの『デストロ246』で飛行機飛んでんですよね。

 

 

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