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#攻殻機動隊 THE HUMAN ALGORITHM 4巻 評論(ネタバレ注意)

「攻殻機動隊」は士郎正宗の近未来SF公安警察漫画。

『攻殻機動隊 THE HUMAN ALGORITHM』4巻より(士郎政宗/吉本祐樹/講談社)

派生作品が多く、作品間には矛盾する設定も多く、基本的に「士郎正宗による原作漫画」「押井守の劇場版」「アニメ『SAC』シリーズ」「スピンオフ漫画」がすべてパラレルな世界観設定になっていますが、今作は士郎正宗による原作漫画で草薙素子が公安9課を去った後の続編「1.5」の、そのまた続編という位置付けの新シリーズで、士郎正宗の原作シリーズに比較的近い世界観。

『攻殻機動隊 THE HUMAN ALGORITHM』4巻より(士郎政宗/吉本祐樹/講談社)

SACシリーズの影響は感じられ、表紙の2人、SACで人気が上昇したトグサとバトーが主人公っぽい扱い。

おなじみの荒巻、イシカワ、サイトー、パズ、ボーマに加え、「1.5」以来隊員のアズマ、今作から加入・霊能局からアラマキが引き抜いた紅一点のツナギが登場。

『攻殻機動隊 THE HUMAN ALGORITHM』4巻より(士郎政宗/吉本祐樹/講談社)

今シリーズの新ヒロイン・ツナギが、特殊な能力、意外な過去、新入りながら9課のメンバーとの好相性で、草薙素子の不在を忘れさせる存在感を発揮した最初のエピソードが1〜3巻で完結し、今巻から新エピソードシリーズ。

トグサとツナギが容疑者とカーチェイス中、電脳麻薬でラリって赤信号に突っ込んできてクラッシュして即死した男は、外務省の職員だった。

『攻殻機動隊 THE HUMAN ALGORITHM』4巻より(士郎政宗/吉本祐樹/講談社)

電脳に残った記憶とツナギの霊視によって繋がったのはアフリカ大陸のサハラ砂漠の国、マディシ共和国、「サハラのオアシス」サヘル経済特区。

課長の荒巻はトグサとツナギにマディシ共和国への「休暇旅行」を命じる。

マディシ共和国はクーデター、部族間の経済格差による解放運動などで正常不安定で、また米帝との合同任務で解放軍への軍事インストラクターとしてバトーも派遣されていた…

『攻殻機動隊 THE HUMAN ALGORITHM』4巻より(士郎政宗/吉本祐樹/講談社)

部族間抗争と解放運動で燃え上がるサハラの国を舞台に、更に外務省と公安9課が暗闘を繰り広げることに。

まあまだ新エピソードが始まったばっかりなんでにんともかんともですけど、前エピソードの信頼の貯金もあるので、大人しく先を楽しみにしましょう。

『攻殻機動隊 THE HUMAN ALGORITHM』4巻より(士郎政宗/吉本祐樹/講談社)

荒巻は現地にバトーがいることを知ってんのかね?というのと、霊能力のために純潔を守りたいはずのツナギが、新婚夫婦を偽装するバディのトグサとあわよくば一発やろうと狙ってるのは一体なんなんだよ、というw

この作品のまあ、コメディモチーフなんかなw

 

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