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#乙嫁語り 13巻 評論(ネタバレ注意)

19世紀の中央アジアを舞台に、エピソードごとに主人公が移り変わる「夫婦」「嫁入り」をキーワードにした群像劇として続いて11年目の13巻。

見てきたかのように当時の文化の活き活きとした描写し、衣類やタペストリーの刺繍類の変態的なまでに美しい精緻な書き込みが特徴。

『乙嫁語り』13巻より(森薫/KADOKAWA)

この13巻は昨年の3月発売だったんですけど、なんでだか感想書いてなかったわ。というのを14巻の感想記事の準備をして気がつきました。

ちなみに14巻は10/21発売です。

ということで1年半遅れの13巻感想。

まとまった物語というよりは中央アジアを舞台にしたいろんな夫婦の群像劇な作品ですが、イギリス人・スミスがそれらの人々と出会う旅が、紀行ものとして一応作品の縦軸っぽい感じ。

『乙嫁語り』13巻より(森薫/KADOKAWA)

旅の途上で出会った未亡人・タラスを伴侶に迎えた、その旅の帰路。一行はいつだかの双子の少年に嫁いだ双子の少女が暮らす村へ。

若い二組の夫婦はスミス一行のもてなし役を買って出るが…

双子の乙嫁が相変わらず賑やかで騒がしくて可愛らしく、コメディ調にw

更に村を後にして帰路につくスミスは、カルルクとアミルの夫妻に再会すべく歩を進めるものの、情勢は徐々に悪化し…

『乙嫁語り』13巻より(森薫/KADOKAWA)

自分が13巻の感想を書かない1年半の間に、「ロシアが攻めてくる」がメタにちょっと意味を持っちゃいましたね…

ネタバレですが、作中久しぶりの緊迫した展開を経て、情勢の悪化によりスミス・タラス夫妻は、カルルク・アミル夫妻との再会を断念し今巻で船でイギリスに帰国。

作品の縦軸っぽかったスミスの旅が終わってしまいました。

『乙嫁語り』13巻より(森薫/KADOKAWA)

漫画作品として、最後に彼らを再会させることもそこまで難しくなかったはずですが、作者の敢えてのこの選択がこの後どう「物語」として効いてくるのかなあ、という。

数日後に続きが読めてよかったわ。

あとがきによると「もうちょっと続くよ」とのことで、漫画においては『ドラゴンボール』がその後長く続いた故事を除いて、もうすぐ完結する合図。

『乙嫁語り』13巻より(森薫/KADOKAWA)

漫画なんだし、ケチケチせずに再会させてやれよと思いつつも、逆に何かこう、ドラマティックな展開を期待してしまいますね。

やっぱこう、時間が経っちゃうのかなあ。

 

 

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