#AQM

あ、今日読んだ漫画

#ゾンビさがしてます 1巻 評論(ネタバレ注意)

ゾンビ映画に出てくるタンクトップにホットパンツなどの「やたら薄着の女」は漫画のネタで擦られるぐらいの定番ネタで、

『ぶんぶくたぬきのティーパーティー』4巻より(森長あやみ/まんだらけ)

本作の表紙を見てそれだけでちょっと笑ってしまいました。

いや、自分はゾンビもの、そんな詳しくないですけど。

内容の話をする前にもう二つメタ話をすると、自分は以前こんな記事を書いて、

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Twitter連携の自動ツイートで勝手にハッシュタグ化できるよう、ブログの記事タイトルには漫画の作品名の前に「#」を入れるようにしてきました。

「こんなことをしなくても、そのうち作品タイトルの頭に『#』を入れる漫画が出てくるだろう」と思っていたんですが、本作が初めてになります。

意外とかかりました。

(追記)

ひとから教えてもらったんですが、この11月に先に「#バズゲーム」という作品が出てたそうです。

俺もバズりてーけどバズらねーので、なんかバズるコツとか載ってねーかな。読んでみよう。

(追記終わり)

『三ツ星カラーズ』『ひとりぼっちの○○生活』の作者・カツヲの新作は、ポストアポカリプスなゾンビもの。

作品テーマ変わりすぎワロス。

画風も変わった、というより「ペンを変えた」というか「作画ツールを変えた」というか、緻密で繊細な輪郭線と綺麗なトーン使いが印象に残っていたんですが、

『#ゾンビさがしてます』1巻より(カツヲ/KADOKAWA)

抑揚がついた太めの線に陰影の濃いベタとトーン使いが目を惹く作画に。

『苺ましまろ』に絵が似てる、と言われすぎて嫌になったんかしらね。

『#ゾンビさがしてます』1巻より(カツヲ/KADOKAWA)

13年前、人類社会は通称「あかいひ」を迎え、人口の9割が死亡するかゾンビ化した。

わずかに生き残った人類は都市部を離れて隔離された村で細々と命脈を保っていたが、当時、幼かったり生まれていなかったために「あかいひ」の記憶を持たない新しい世代の若者たちが育ち、都市部を奪還すべく行動を始めた。

アキ、ハル、ナツキは村を抜け出し、古びたオート三輪を駆って旧都市部へと向かう…

という、ポストアポカリプスなゾンビもの。

『#ゾンビさがしてます』1巻より(カツヲ/KADOKAWA)

仲間を増やしショッピングモールに立て籠もり武器を作ってゾンビを撃退し、わずかな生き残りたちに邂逅しながら、残された写真を頼りに昔に村を出たアキの父親、そして「あかいひ」の謎に近づいていく…

という、およそゾンビの王道展開要素を全て詰め込んだような、コメディ要素こそあるものの「ゾンビもの」に対して真正面からガップリ四つで取り組むような作品。

美少女中心の日常コメディな作者の過去作を読んでると、「ぇぇ…」ってなりますねw

『#ゾンビさがしてます』1巻より(カツヲ/KADOKAWA)

シリアスで深刻な展開もありつつも、表紙ヒロインのアキがどこか『三ツ星カラーズ』のさっちゃん的というか、楽天的かつバカパワー溢れるキャラ造形。

線は変わりつつも女の子が可愛いのはそのままで、脇を固めるキャラクターたちもいいキャラ揃い。

自分はホラーが苦手なのと、ゾンビものは絵ヅラが汚くなるのであんま好きではないんですけど、意外と楽しく読めてます。

『#ゾンビさがしてます』1巻より(カツヲ/KADOKAWA)

けっこうしんどい描写もなくはなく、今後もちょいちょいしんどい展開は起こりそうですが。

ポストアポカリスものは、「世界が滅びた原因を描くや描かざるや」みたいなとこがありますが、この漫画は「あかいひ」を解明するんかな?

『#ゾンビさがしてます』1巻より(カツヲ/KADOKAWA)

ゾンビものってその辺すっとばしてホラーアクションで終始しても許される、みたいなイメージありますね。

 

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