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#スキップとローファー 2巻 評論(ネタバレ注意)

岩倉美津未(いわくら みつみ)、15歳。

「石川県のはしっこ」、学年8人の中学から、東大法学部卒・中央省庁官僚を経て地元の市長となる大志を抱いて、叔父の住む東京の「高偏差値高校」に進学。

『スキップとローファー』2巻より(高松美咲/講談社)

同級生8人の中学とはまったく違う大都会・東京の高校の人間関係、クラスメイトたちの「珍妙な田舎者」という視線が突き刺さる、予定に反してあまり順風満帆とは言えない高校デビュー・東京デビューと、思われた、が。

東京のクラスメイトたちは、イケメンやギャルを筆頭に思ったより優しい良い人たちだった…

という学園青春もの。

『スキップとローファー』2巻より(高松美咲/講談社)

この先生も若いのにイイ性格してるなw

「楽しい日々が始まったよ」

「きっと素敵な高校生活が待ってるよ」

と、まるで誰かを励ましているかのようで、タイムスリップして高校生活をもう一度過ごすのも悪くないなあ、なんて思ってしまいます。

俺も美津未のクラスメイトになりたいわ。

このコマ、

『スキップとローファー』2巻より(高松美咲/講談社)

「ダメなスラムダンクの白い流川(仙道?)」みたいで笑ってしまったw パロディなのかな?w

ところで、うちのブログでは、カテゴリタグに「青春もの」「学園もの」を作ってないんです。

読んでる漫画のほとんどはなにかしら「青春もの」だったり「学園もの」だったりして、キリがないというか、ほとんど全部につけるんだったらカテゴリタグとして意味ねえな、と思って。

本作の1巻を読んだんですが、「恋愛・ラブコメ」タグを付けるにはまだちょっと早いような気がするし、さりとて「ギャグ・コメディ」と呼ぶには青春シリアス寄りよね、と思った結果、タグがこうなりました。

この漫画読んでカテゴライズが「家族」「ギャル」だけってそんなわけねえだろwww

『スキップとローファー』2巻より(高松美咲/講談社)

今巻、ラブコメ要素とギャグコメ要素が香ってきたので、「恋愛・ラブコメ」「ギャグ・コメディ」タグを遠慮なくつけることにしました。

コメディタッチで軽く楽しく読める口当たりながら、人生観や人間関係の勘どころで的を外さない、最近の青春コメディらしく「頭が良いキャラ」たちの漫画。

「頭が良いキャラ」で片付けるのは彼女たちに失礼ですかね。

一生懸命考えながら一生懸命生きて、自分が納得できる答えをちゃんと探しているというか。

『スキップとローファー』2巻より(高松美咲/講談社)

今巻中でも登場人物たちが、

「なんで自分はあんな態度をとってしまったんだろう」

「なんであの子は自分と違って地の性格が好かれるんだろう」

と葛藤して、自分の心と向き合って、言語化するところまでちゃんと考えます。

「頭が良い」というより、自分の心の弱さと向き合うことから逃げないというのかな。

自分の心と向き合うというは、大人になってもなかなかできなjくて、自分もたまにしか成功しません。

さて、そんな真剣に青春やってる漫画に、「あの子が可愛い」とかってキャラ萌えするのは邪道なのかもしれませんが、美津未が可愛らしいのはもちろん、自分は帰国子女ギャルが意外と寂しがり屋な構ってちゃんなところが可愛くて好きなんですが、今巻、空気読みのトーン髪真ん中分けの子、とてもチャーミングでしたね。

『スキップとローファー』2巻より(高松美咲/講談社)

「嫌な奴」で始まった奴が「再利用」で「いい奴」になる漫画、良いと思います。

俺はこの漫画、キャラ萌えも楽しんでいくぜ!

可愛い子がたくさんいる漫画はいい漫画なんだぜ!!

 

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