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#放課後ひみつクラブ 2巻 評論(ネタバレ注意)

巨大学園都市「ユーカリの葉学園」に高校の新1年生として入学した少年・猫田くんは、珍妙な部活勧誘チラシに導かれてたどり着いた校内の花壇のど真ん中で眠る珍妙な美少女・蟻ヶ崎千歳と出会う。

『放課後ひみつクラブ』2巻より(福島鉄平/集英社)

蟻ヶ崎さんは学校非公式の団体、SOS団じゃなかった「放課後ひみつクラブ」の設立を宣言、そのあまりの珍妙ぶりに放っておけなくなった猫田くんはこれに入部する。

かくして、巨大学園都市「ユーカリの葉学園」の秘密を探し、暴き、そして放置する二人の活動が始まった…

という学園日常ギャグコメディ。

『放課後ひみつクラブ』2巻より(福島鉄平/集英社)

やってることは『涼宮ハルヒの憂鬱』のSOS団と似たような感じで、あれの超常現象抜き、他のメンバー抜き、という感じ。ギャグコメな分だけいろいろ投げやりw

人形や妖精のように可憐で華麗なキャラデザのヒロインが、自己中心的というよりきまぐれで自分勝手で人の話を聞かない性格ながらルックスの良さで全てが許される点、ほっとけない系やれやれ系の狂言回しの少年、という建て付けも共通。

『放課後ひみつクラブ』2巻より(福島鉄平/集英社)

きまぐれで自分勝手で顔の良い女に振り回されたい願望というのは、私を含めて一部の界隈で見られますが、それを充足してくれる作品。

オールド少女漫画リスペクトな作風と言えばいいのか、一コマの中でボケてツッコんで更にボケてツッコんで、とセリフを幾重にも重ね、キャラの皆さん察しがいい上にネームの進行にとても協力的で、とにかくテンポが良い漫画。

『放課後ひみつクラブ』2巻より(福島鉄平/集英社)

なんというか、『涼宮ハルヒ』と同じ楽譜を編曲を変え編成を変え演奏者を変えて投げやりに演奏したら、同じ曲なのに全然持ち味が違う曲になりました、という感じ。

あっちは何もないところにハルヒやその観察者たちが乱を起こしてたのに対して、こっちは作者の匙加減とはいえ実際にやりたい放題に悪巧みをしている人間が多いですね。

大丈夫かこの学校。

『放課後ひみつクラブ』2巻より(福島鉄平/集英社)

あとはもうひたすら蟻ヶ崎さんがひたすらテンポよく可愛いという、

あと連載では確かパチンコパチスロのことしか考えてない人のたとえで「川崎市民」と書いていたものが、

『放課後ひみつクラブ』2巻より(福島鉄平/集英社)

怒られでも発生したのか「K市民」になってました。

元も投げやりなら、直しも投げやりだなw

 

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