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あ、今日読んだ漫画

#アオのハコ 11巻 評論(ネタバレ注意)

週刊少年ジャンプ、本誌連載の青春恋愛漫画。

中高一貫校、バドミントン部の1年のホープ・大喜(♂)と、同じ体育館で練習する女子バスケ部の2年で学校のアイドルで大喜の憧れである千夏先輩(♀)。

部活違い・学年違いながら、早朝自主練で千夏先輩と言葉を交わすようになった大喜が、ある朝自宅で目覚めてリビングに降りると、そこには千夏先輩の姿が!

『アオのハコ』11巻より(三浦糀/集英社)

千夏先輩は親の海外転勤に際してもバスケの夢を諦められず、バスケ部OG同士の母親同士のツテで大喜の家に下宿することになった。

という同居設定の青春恋愛もの。コメディ要素ももちろんありますが、成分比的にラブコメ作品じゃないですね。青春恋愛もの。

千夏先輩のバスケにかける覚悟を知った大喜は、彼女にふさわしい男になるべく、自分もバドミントンでインターハイ出場を目指すことに。

『アオのハコ』11巻より(三浦糀/集英社)

新体操部の期待のホープで大喜の幼馴染で片想い中のサブヒロイン・雛を交えた片想い三角関係。王道のメロさ。

図にするとこうなる。

    雛→(好き)→大喜→(好き)→千夏先輩

要るか、この図?

千夏先輩と中学時代のチームメイトにまつわる過去と現在、「夢佳編」ともいうべきエピソードが今巻で決着。

『アオのハコ』11巻より(三浦糀/集英社)

近刊、脇役に嫌いなキャラが増えつつあったんで、とっとと「いい人」化してくれてよかったです。

一見、恋愛漫画としては脇道に逸れるエピソードに見えて、巻中の作者コメントでも、読者の反応がやや不安だったことが記されています。

でも青春漫画としては重要なパートだったし、

『アオのハコ』11巻より(三浦糀/集英社)

恋愛漫画としても二人の仲を進展させる重要なきっかけになりましたね。

で、その夢佳なんですけど。

漫画の中でバスケやめた奴、性格荒れすぎ説。あるいはバスケに未練ありすぎ説。

もう夢佳が完全に安西先生バスケがしたいですで、千夏先輩がゴリに見えてくるわwww

『アオのハコ』11巻より(三浦糀/集英社)

いろいろと悪いタイミングが重なった、というのあったんですけど、

「負けて悔しかったり劣等感で傷つくぐらいなら勝負の土俵から降りる」

「最初から土俵に上がらなかったふりをしてプライドを守る」

というのは、大人になっても、娯楽の世界ですら、しょっちゅうあるからね。

いいシーン、いいモノローグ。

『アオのハコ』11巻より(三浦糀/集英社)

自分はこの夢佳のエピソード、読めてよかったですよ。

 

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