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#アオのハコ 10巻 評論(ネタバレ注意)

週刊少年ジャンプ、本誌連載の青春恋愛漫画。

中高一貫校、バドミントン部の1年のホープ・大喜(♂)と、同じ体育館で練習する女子バスケ部の2年で学校のアイドルで大喜の憧れである千夏先輩(♀)。

部活違い・学年違いながら、早朝自主練で千夏先輩と言葉を交わすようになった大喜が、ある朝自宅で目覚めてリビングに降りると、そこには千夏先輩の姿が!

『アオのハコ』10巻より(三浦糀/集英社)

この漫画、たまに突然ヒロインのコスプレファッションショーが始まるの、なんなのwww

千夏先輩は親の海外転勤に際してもバスケの夢を諦められず、バスケ部OG同士の母親同士のツテで大喜の家に下宿することになった。

という同居設定の青春恋愛もの。コメディ要素ももちろんありますが、成分比的にラブコメ作品じゃないですね。青春恋愛もの。

『アオのハコ』10巻より(三浦糀/集英社)

千夏先輩のバスケにかける覚悟を知った大喜は、彼女にふさわしい男になるべく、自分もバドミントンでインターハイ出場を目指すことに。

新体操部の期待のホープで大喜の幼馴染で片想い中のサブヒロイン・雛を交えた片想い三角関係。王道のメロさ。

図にするとこうなる。

雛→(好き)→大喜→(好き)→千夏先輩

要るか、この図?

『アオのハコ』10巻より(三浦糀/集英社)

新キャラ、千夏先輩の中学時代のチームメイト・夢佳が登場。

千夏先輩が千夏先輩になった過程が少しだけ語られる過去回想を交えつつ。

なんつか、この漫画の脇役、他人の人生にごちゃごちゃ口出しして足引っ張ろうとするヒネたクソガキ多いな。

嫌いなキャラが3人も準レギュラーで出てくると、読んでてしんどいわー…という。

『アオのハコ』10巻より(三浦糀/集英社)

高校生の子どもなんで、自分のコンプレックスから逃避してたり、自他の境界が曖昧だったりは、ある程度は仕方ないんですけど。

実際、ヤな奴っているしな。

というのと、主人公の二人がちょっとピュアで努力家で真っ直ぐすぎるので、話を回転させるために必要な毒を、脇役が引き受けざるを得ないのかな、という気も。

まさに、主人公二人の「そういうとこだぞ」ということなんかもしれないな、と。

『アオのハコ』10巻より(三浦糀/集英社)

最近の、まあラブコメではないと思うんですけどこの漫画、メタな話、最近の漫画にしては読者の親近感のためのポンコツ要素に敢えて頼ってない分、作中でもストレートに他人のコンプレックスや卑屈さを煽っちゃうキャラでは、あるんかしらねー。

いい子たちなのにねー。

「太陽が眩しかったから」

というと、ちょっと意味が変わっちゃうかw

 

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