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#悪いが私は百合じゃない 5巻 評論(ネタバレ注意)

女子校に通ういつみは男性教師に片想い中。

想いを叶えようと、いけないサイトで手に入れた惚れ薬を、とりあえずいけ好かないお嬢様委員長に試しに飲ませてみたところ、効果覿面すぎて委員長は性欲丸出しでいつみに襲いかかってきた!

というバカ百合コメ。まじバカなんですけどこの漫画。

『悪いが私は百合じゃない』5巻より(もちオーレ/KADOKAWA)

その後も困ったらその場凌ぎに相手に惚れ薬を飲ませてなんとかしようとする同じような展開が毎回続き、三股四股五股と頭の悪い百合の多角関係が増えていく。まじバカなんですけどこの漫画。

ただでさえ漫画としてバカなのにヒロインは人間のクズ丸出しで、友人はゴミクズという、どういう百合漫画なのこれはw

『悪いが私は百合じゃない』5巻より(もちオーレ/KADOKAWA)

ほぼ百合をモチーフにした作品しか描いてない作家さんですけど、一般的に一途でピュアなキャラ描写・青春描写が多い百合漫画界隈にあって、一貫して性欲・肉欲・エロ目線に基づいてキャラが動く、一般商業漫画の範囲では異端の百合作家。

一応、作中で18禁な直接的なエロ描写は(たぶん)ないです、念の為。

『悪いが私は百合じゃない』5巻より(もちオーレ/KADOKAWA)

5巻ということで、もう当初の目的?的なアレだった男性教師は影も形も登場せず、惚れ薬ももう登場しません。

が、ヒロインのいつみがそもそも「お前常に惚れ薬飲んでんのか」というぐらい惚れっぽく、また惚れ薬がなくても謎フェロモンが出ているのか同級生たちからモテまくり、あっちでブチュー、こっちでアンアンな爛れた展開。

『悪いが私は百合じゃない』5巻より(もちオーレ/KADOKAWA)

この後めちゃくちゃおっぱい吸われた。

1エピソードごとにバラしてみれば、思春期の切り離し難い恋心のドキドキと性欲のムラムラが入り混じった、それはそれでピュアなガール・ミーツ・ガールとちょっとしたアバンチュールのエピソード集、と捉えることもできたかもしれません。

『ワンナイト・モーニング』の百合版、みたいな。

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ただこの作品は一部の例外を除いてカップルの片方が常にいつみなので、

『悪いが私は百合じゃない』5巻より(もちオーレ/KADOKAWA)

ガール・ミーツ・ガールなエピソード集というよりは、「惚れっぽいいつみの百合な性体験遍歴」みたいにw 「百合ビッチ」感がぱねえw

個人的には「性愛がエロくなくてどーすんだ」と思ってるので恋のドキドキと一緒に性欲や下心のムラムラの存在をちゃんと描くラブコメは好きなのと、クレイジー気味なギャグコメながら「流され百合ビッチ」ながらいつみが可愛らしく、なにより秘するが華というか、

『悪いが私は百合じゃない』5巻より(もちオーレ/KADOKAWA)

一般向けながら微エロいというか、艶っぽくて良いですよね。

 

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