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#今日のさんぽんた 7巻 評論(ネタバレ注意)

読切『ラスト・さんぽ』が好評で、第一話『お別れ』にリネームして連載化。

関西弁のヘタレまぬけ女子・りえ子と柴犬のポン太のコメディ寄りのお散歩日常漫画。

『今日のさんぽんた』7巻より(田岡りき/小学館)

りえ子・小2〜大2、ポン太・0歳〜12歳の散歩の思い出をランダムに。

第一話が第一話なので、第一印象でどうしてもりえ子とポン太のお別れを想起してセンチな気持ちになってしまいますが、第二話以降は普通にまぬけな日常もの。

めっちゃ普通に真剣に犬に話しかけるりえ子、人語を理解してモノローグでツッコミを入れるポン太。

『今日のさんぽんた』7巻より(田岡りき/小学館)

一方通行な意思の疎通が生み出すコミュニケーションギャップの可笑しさ、ということになろうかと思いますけど、あんま難しいこと考えずに「んふふっ…」って不気味な笑いを漏らしながら読む漫画。

時系列が行ったり来たりしつつも最後はまあ決まっているので、新刊が出たからといって何か新しい展開があったり新事実が発覚したりするわけではないです。ド日常もの。

『今日のさんぽんた』7巻より(田岡りき/小学館)

絵ヅラ的にもテイスト的にもたいして変わり映えしない話が延々続く先品なため、「好きなんだけど先行き(売れ行き)がちょっと心配」な漫画でしたが、ありがたいことに気がつけばもう7巻。

この手の変わらない日常は「いつか終わる」ことを予感させられると軽く憂鬱になるもんですが、

『今日のさんぽんた』7巻より(田岡りき/小学館)

『それ町』方式で時系列があっちゃこっちゃ飛ぶ上に、それで作品の進行に影響もない、という。

「引き伸ばし」が要らないかわりに「テコ入れ」の飛び道具も使いづらい建て付けの漫画だと思うんですけど、よーやるわーw

『今日のさんぽんた』7巻より(田岡りき/小学館)

このまま100巻とかいってくんねーかな。

 

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